来週28日(2019年8月)に、直径160メートルの小惑星が地球に接近するとNASAが発表した。

直径100メートルクラスの小惑星が衝突すると、「地上に直径1キロくらいのクレーターができ、落下してくるときの大気との衝突による衝撃波で周り数十キロくらいの建物に大きな被害を及ぼします」(国立天文台・山岡均准教授)という。

いずれもロシア上空でのことだが、1908年に推定直径60メートルの小惑星が大爆発したときには半径30〜50キロの森林が炎上。2013年に推定直径17メートルの小惑星が爆発した時は、爆風などで約1500人がケガをした。

衝突を回避する手段はあるのだろうか。NASAも参加する「地球防衛会議」は対策を検討しているという。対策1は「核を使って小惑星を破壊する」、2は「宇宙船をぶつけ、小惑星の軌道を変える」、3は「同じ質量の宇宙船などを脇に飛ばし、引力を発生させて軌道を変える」、4は「ソーラーセイルという反射板のような帆を飛んでくる小惑星に付け、太陽光エネルギーを使って推進力を発生させて軌道を変える」だ。

ただ、どの手段もすぐに実行できるわけではない。

近づいてきても小さくて発見難しい

太陽系には約79万個の小惑星が存在し、地球の近くで存在を把握できているだけでも約2万個ある。ただ、地球に近づいてくる小惑星の発見は難しい。日本スペースガード協会副理事長の浅見敦夫さんはこう説明する。

「小さい天体ですから近寄ってこなければ明るくならないし、地球に向かってくる場合は、動きが少ないのでなかなか見つけづらいんです。でも、今月末に最接近する小惑星を含め、把握できている小惑星の中に地球に衝突する危険があるものはありません」

司会の小倉智昭「『把握できている小惑星』という前提条件があるわけだから、把握できていない小惑星が突然姿を現したら・・・」

笠井信輔アナ「NASAでは、2020年までに地球の近くにある直径140メートル以上の小惑星を9割は確認できるようにしようと作業を進めているようです」

小倉「間に合えばいいけどね」