“ブラックchay”に注目
 - (C) 2019映画「ダンスウィズミー」製作委員会

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 映画『ダンスウィズミー』(全国公開中)で女優デビューを果たしたシンガー・ソングライターのchayが、ウエディングドレス姿で大暴れする劇中カットが公開された。

 本作は『ウォーターボーイズ』『ハッピーフライト』などの矢口史靖が監督を務め、自身初のミュージカルに挑んだコメディー。音楽が聞こえると、歌って踊らずにはいられなくなる催眠術をかけられた主人公・静香(三吉彩花)が、金とイケメンに弱いフリーター・千絵(やしろ優)と共にゆく先々で騒動を起こす。

 人気リアリティー番組「テラスハウス」で注目を浴び、モデルとしても活躍中のchayが演じるのは、静香と千絵が旅の途中で出会うワケありストリートミュージシャンの洋子。そんなchayが本作で開花させたのが“ブラックchay”と矢口監督が呼ぶ新たな一面だ。

 今回公開された写真は、静香と千絵と一緒にとあるパーティーに参加した洋子が突然、鬼の形相で大暴れを始めるシーン。chayは「洋子に昔の自分が重なって……ほぼ素のまま自由に演じさせてもらいました」といい、「あのシーンのために、普段は大好きでよく行っているマッサージなどを我慢して、リフレッシュせずに撮影日を迎え、カメラの前で爆発させました! この撮影で新たなトビラを開くことができました」と振り返る。

 矢口監督は「洋子の役は非常に特殊な役で、ストリートミュージシャンとしてきちんと歌えなければいけないんです。それをしっかりとこなせる人じゃないとダメなんです。chayさんのマネージャーさんからは、芝居ができないんですよって前もって言われていたんですが、chayさんには何かあるぞーって思って」とオーディションを経てchayを起用した理由を明かしている。(編集部・中山雄一朗)