『ARROW』スティーヴン・アメル、次回作が決定!ヒーローの次は悪役?!

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米CWの人気ヒーロードラマ『ARROW/アロー』で、主人公アローことオリーバー・クイーンを演じているスティーヴン・アメル。残念ながら同作は終了することが報じられたが、次回作が明らかになった。米Deadlineが報じている。

スティーヴンが主演を務める次回作は、米Starzが製作する独立系プロレス団体を描いた『Heels(原題)』というタイトルの新作ドラマ。1話1時間の全8話構成で製作される本作において、スティーヴンは主役のヒールことジャック・スペイドを演じる。

このドラマは、小さな町のプロレス界で奮闘する男女が夢を追う姿を描いた物語。ジョージア州を舞台に、プロレス団体を経営していた亡き父親の後を巡って、息子たちとライバルが遺産を巡って奮闘する。リングの上では、誰かがヒーロー、誰かが悪者を演じなければならないもの。そして悪者は、スティーヴン演じるヒールだった...。

だが現実の世界では、リング上のキャラクターを演じきるのは難しい。プロレスの世界では、ヒールはカリスマ性のあるヴィランだが、彼の本当の姿は真面目に働く会社の経営者であり、夫であり、不可能な夢だと知りつつもなんとか日々の生活のために稼ごうと頑張る父親でもある。戦士のような体を持ちながら、中身はアーティストのようであり、まるでスティーブ・ジョブズのようになんでも管理したがる完璧主義者でもある。そして自身のプロレス団体帝国を築き上げるためには、どんなことでもすると発言するような人物がヒールだ。そんな彼は、家庭や兄弟たちとの家族関係を顧みず、野望のためにどこまでやるのだろうか...というストーリー。

スティーヴンは自身のTwitterで、この報道をリツイート。プロレスラーで『ARROW』にも本人役で出演したことがあるコディ・ローズ(『ウェアハウス13 〜秘密の倉庫 事件ファイル〜』)宛に、「コディ・ローズ、このドラマのことで手伝ってくれるかい?」とツイートした。

『Heels』は、2017年の初めにパラマウント・テレビジョンにより米Starzでのプロジェクトがスタートした。そして全8話でのシリーズ化がすぐに決定。脚本を手掛けるのは、ディズニーの新配信サービスDisney+で製作されるマーベル映画『マイティ・ソー』シリーズのロキを主人公にしたドラマ『Loki(原題)』のマイケル・ウォルドロン。彼は映画『マックス・ペイン』のジュリー・ヨーンやマイク・オマリーらと共に製作総指揮にも名を連ねる。

アローの姿が見られなくなってしまうのは残念だが、スティーヴンのプロレスラー姿も楽しみだ。(海外ドラマNAVI)

Photo:スティーヴン・アメル
(c)Faye S/Famous