「企画ボツ」から大逆転のヒット。『彼方のアストラ』から紐解く、篠原健太の創作術

『週刊少年ジャンプ』(集英社)で、2007〜2013年に連載された漫画『SKET DANCE(スケット・ダンス)』。累計発行部数は1400万部を超え、2011年にはテレビアニメ化。長らく同誌の一翼を担う作品として人気を博した。

その作者・篠原健太が描く次回作『彼方のアストラ』は、意外にも『週刊少年ジャンプ』ではなく、同社のWeb配信サイト/アプリの『少年ジャンプ+』での掲載だった。2016年5月より連載をスタートさせた同作は、2017年12月まで全5巻にわたって連載。しかし作者の期待とは裏腹に、思っていたほどの反響は得られなかったと述懐する。

ところが連載終了後、漫画ファンのあいだでジワジワと人気が拡大。さらに『このマンガがすごい! 2019』(宝島社、2018年12月刊行)のオトコ編で3位にランクインすると、2019年3月には「マンガ大賞2019」を受賞。7月からはテレビアニメが放映中だ。

今回は篠原先生が自ら設計に加わったという自宅兼仕事場にて、『SKET DANCE』終了から『彼方のアストラ』のヒットに至るまでの経緯を伺った。

撮影/西田周平 取材・文/加山竜司
※本インタビューの後半(2ページ目)は、『彼方のアストラ』の物語の核心に関わるシーンについての話が含まれています。

『SKET DANCE』終了後、1年間悩み抜いた次回作の構想

前作『SKET DANCE』は、2007年から2013年まで6年間の長期連載でした。どのあたりから連載終了を意識されましたか?
終わりが見えたのは「スイッチ・オン」(単行本27〜28巻収録)のエピソードを描きはじめた頃です。スイッチ(笛吹和義)というキャラクターはノートパソコンの音声合成を通じて会話するのですが、彼の過去編はいつか描かなければいけないと思っていたので。

高校3年生の夏に入ったら必然的に受験の話題が出てくるので、スイッチの話は3年生の春までには描かないといけない。そうじゃないと季節を先に進められないわけで、ずっと宿題のように感じていたんです。

「スイッチ・オン」が描けたことで「じゃあ終わるか」と思い、自分から編集長に連載終了を申し出ました。
▲『SKET DANCE』第286話「キミ達を」(第32巻収録)。過去を乗り越え、ボッスンとヒメコの前でスイッチがはじめて肉声を発した感動シーン。
『SKET DANCE』は当時まだ人気絶頂でしたよね。ご自分から連載終了を申し出るのは、勇気がいりませんでしたか?
もったいないな、とは思いましたよ(笑)。読者アンケートで1位を取るような漫画ではなかったけど、安定して人気はありましたから。ただ、描くべきことは描き切ったし、読者から「もう少し読みたかった」と感じてもらえているうちに終わらせるのが、ちょうどいいんじゃないかと思いました。
それから次回作の準備がはじまるのですね。『彼方のアストラ』はどうやって生まれたのでしょう?
編集部は「次は突き抜けたヒット作を!」と期待していたと思いますし、自分でもそこを狙っていたんです。『SKET DANCE』を自分で終わらせたので、同じようなものをやるわけにはいかなかった。

それで『SKET DANCE』は教室でしゃべってばかりだったから、じゃあ次は戦ったり宇宙へ行ったりしよう、と逆張りで考えていって、バトル漫画を描こうと思ったんです。でも、1年くらい考え続けたものの、どうにもうまくいかなくて。担当編集と打ち合わせをしているときに「これはもうやめよう」と自分でボツにしました。

それから「じゃあどうしよう」と話し合う中で、3〜4時間後にひらめいたのが『彼方のアストラ』でした。脳をすっからかんにしたときに、自分の原点に戻ったんじゃないかと思います。自分の原点は藤子・F・不二雄先生の作品で、中でも好きだったのはSFだったんですね。
たしかに本棚を見ると藤子・F・不二雄先生のSF短編集が並んでいますね。あと、藤子不二雄A先生の『まんが道』もあります。
ははは。小学生の頃に『まんが道』を読んでいなければ、僕は漫画家を目指していなかったかもしれません。
ルカ・エスポジトがキャンディ・プラントを食べたときのリアクション(第2巻「#13」収録)やシャルス・ラクロワの笑い方(第5巻「#46」収録)などからも『まんが道』への愛情が感じられます。
『まんが道』は大好きな作品です。藤子・F・不二雄先生の作品でいえばもちろん『ドラえもん』も好きで、とくに昔の映画版は、自分で劇場に行って観ていたので思い入れがあります。
どの作品がお好きですか?
『ドラえもん のび太の宇宙開拓史』がいちばん好きですね。『彼方のアストラ』は、思いっ切り影響を受けていますよ。惑星シャムーアでグルッピーの背中に乗って荒野を駆ける(「#13」2巻収録)ところなんかは、まさにそうですよね。
▲『彼方のアストラ』(第2巻「#13」収録)。惑星シャムーアで出会った動物に乗って大地を駆けるクルーたち。篠原先生の思いを代弁しているようにシャルスが夢を語る。

編集部から突きつけられた「企画ボツ」という最後通牒

そもそも『彼方のアストラ』は、『週刊少年ジャンプ』での連載を想定して進めていたんですか?
そうです。「球体に飲み込まれて宇宙に放り出され、故郷へ帰る物語」という基本コンセプトは、アイデアが生まれた当初から変わっていません。それでネーム(漫画の構成を大まかに示したもの)を作っていって、連載会議まで順調に進んでいたんです。ただ……当時構想していた主人公についてダメ出しをされ、ボツを食らってしまって。

『週刊少年ジャンプ』で新連載を得るためには、まず連載会議に最初の3話分のネームを提出するんです。その連載会議で「企画ボツ」を言い渡されました。この「企画ボツ」とは、「もうその企画はこれ以上進めてはいけません」というものなんです。
「その企画はもう芽が出ないから、次に切り替えろ」という、いわば最後通牒(つうちょう)なんですね?
はい。だから次の企画を考えはじめたんですけど、どうしても『彼方のアストラ』をあきらめきれなかったんです。あそこは面白いはずなんだよなぁ……と、温めていたネタがいっぱいあって。

連載会議用の3話分のネームには伏線は入っていたんですけど、当然のことながら最後に準備していたどんでん返しは入っていません。それに、そのアイデアは『彼方のアストラ』の設定じゃないと使えないネタばかりで、とにかくそれを世に出したいと思っていました。
アストラ号(主人公たちが乗り込んだ宇宙船)のデザインも、このときには決まっていたんですか?
そうなんですよ。アストラ号は僕がデザイン画を描いてから3Dモデルを作っている人に依頼して、そのモデルを作画に落とし込んで使っているんです。そのときはもう連載会議を受かるつもりでいたので、すでに作っちゃっていました(笑)。
『週刊少年ジャンプ』で「企画ボツ」となった後、Web漫画メディアの『少年ジャンプ+(プラス)』で短期集中連載に至るまでの経緯は?
最初は担当編集に「原稿料は要らないから単行本を出したい」と要望を出しました。連載ではなく、単行本の描き下ろしですね。だけど「それは絶対売れない」と言われました。そこで第2案として『少年ジャンプ+』での連載を提案したところ「どうぞどうぞ」と。
『週刊少年ジャンプ』と『少年ジャンプ+』では読者層が異なると思います。そのあたりは意識されましたか?
僕の中では『少年ジャンプ+』で描くというよりも「単行本を出したい」という意識が強かったので、コミックスで読んだときのサイズ感を重視していましたね。本気でWeb用に描くんだったら、きっと読みやすさを考えてコマを大きくするなど、もっと工夫したと思います。

あと、読者の年齢層もとくに考えていなかったです。もともと大人にではなく、子どもに向けて描きたいと思っているんです。だから、とくに描き方を変えたりはしていません。

精神的にキツかった序盤と、潮目の変わった「#33」

『ジャンプ+』用に再スタートした時点で、ストーリーは最後まで決まっていたのでしょうか?
そうですね。1巻はどこまで話を進めるか、ラストにはどの引きを持ってくるかなど、プロットはコミックス単位で考えていました。

最初は単行本3巻くらいに収めるつもりでしたが、いろいろ整理した結果、最終的にやっぱり5冊分になりました。かなり設計図ができた状態で作業をはじめたし、原稿も先行して進めていたので、だいぶ余裕のある進行でしたよ。
▲『彼方のアストラ』#7(第1巻収録)のラストページ。全体のプロットは単行本でまとめたときの感覚をベースに構成。巻末ではつねに次巻への引きとなる仕掛けが用意されている。
そして『SKET DANCE』以来、およそ3年ぶりとなる連載がはじまりました。
僕としては、ボツ企画にしがみついて連載をはじめさせてもらったので、「なんとかヒット作にして(『週刊少年ジャンプ)の編集部を)見返してやるぞ」という気持ちがありました。

でも……、1巻が自分の目標にまったく届かなかったんですよ。
「売れなかった」ということですか?
いえ、「売れなかった」わけではないんです。一般的には十分な数字と言えますが……。ただ、『週刊少年ジャンプ』の基準でいえば、見向きもされない数字だったと思います。

でも数字を出さないと、やっぱり「編集部の判断が正しかった」ということになってしまう。編集部に「篠原がわがままを言ってはじめた企画がひどいことになってるぞ」と思われるんじゃないかって、それは本当に恥ずかしかったです。と同時に、申し訳ない気持ちもありました。
申し訳ない、とは?
自分が『少年ジャンプ+』を盛り上げよう、とヘンな責任を感じていたところがあったので。だから、連載しているあいだはけっこう精神的にキツかったです。
プロットがラストまで決まっていると、いわゆる”テコ入れ”もできませんよね。
ひとつでも変えたら、いろいろとおかしくなっちゃいますからね。
ところが『彼方のアストラ』は徐々にヒットしていきます。潮目が変わったと感じたのは、どのタイミングでしたか?
「#33」(第4巻収録)が公開されたときです。このときにTwitterのトレンドに入りました。僕は読者の反響をTwitterでしか見ないのですが、そのときにはじめて「みんな読んでくれていたんだ!」と実感しました。……と同時に「今までどこにいたの?」とも思ったんですけど(苦笑)。

でも、面白い話を描けばちゃんとハネるんだ、ということがわかって自信につながって。
▲篠原先生が挙げた『彼方のアストラ』(第4巻「#33」収録)のエピソード。高校の惑星キャンプの途中で事件に巻き込まれたB5班のメンバー全員に、意外な共通点があることが明らかになる。
終盤に差しかかるにつれ、回を追うごとに話題になっていきましたよね。
それはつまり、それまでがあまり面白くなかったということなんですよ。前半で種をまいて後半で実を刈り取るわけですから、後半が面白くなる可能性が高いのは自然なことだと思います。

尻上がりによくなっていくような、後半にかけてドライブがかかる構成にしたのは自覚していましたけど、それにしても序盤のインパクトが弱かったのは事実です。本当なら種をまいている1話目からスタートダッシュできるような構成にしないといけなかった。
「#33」あたりから、一気にストーリーが佳境に入っていきます。
4巻あたりでちょうど話題になったんですけど、本当に伸びたのは完結後だったと思います。普通、漫画って1巻が売れなかったら、それ以降は売れないものなんですけどね。実感としては、5巻が発売されてからジワジワと人気が出てきたように感じました。
その状況を篠原さんはどのように分析を?
いろいろな理由が複合的に重なった結果だと思います。ただ、1巻ラストで「犯人は誰だ?」と引きを作ってミステリー仕立てにしたので、「完結するまで様子を見よう」と考える読者もいたのかな、と。やっぱりミステリーって、ちゃんと完結しているものを一気に最後まで読みたいですから。
全5巻は想定どおりとのことですが、予定していたアイデアはすべて入れ込むことができましたか?
『少年ジャンプ+』用に構成したストーリーは予定どおり描けたと思います。もちろん『週刊少年ジャンプ』では長期連載を想定していたので、もっと惑星の数も多く長い旅で、いろいろなアイデアを入れる予定でした。宇宙船内での何気ない日常的な話とか、ギャグ回を入れることができたと思います。

そういった部分は単行本ではおまけの4コマ漫画で少し触れていますが、今回は本編にそういうネタを入れる余裕はまったくなかったですね。ただ、ストーリーの軸の部分はしっかり描けたので、その密度の高さを評価していただけたような気がします。
▲『彼方のアストラ』第2巻の巻末に収録されている「4コマ船内日誌」より。アストラ号船内での日常的なやり取りを4コマコメディで綴っている。

『ジャンプ』のキャラクターは背中でメッセージを語る

『SKET DANCE』にも『彼方のアストラ』にも、複雑な過去や悩みを抱えたキャラクターが出てきます。そこにはどういった意図があるのでしょうか?
そういった人たちを意図的に描きたいわけではないんです。ただ、人間ドラマを描こうと思ったら、何かしらのコンプレックスを抱えていないと、なかなか物語が進まない。とくに『彼方のアストラ』は、閉鎖空間で人間同士のぶつかり合いがあるわけですから、ひと癖もふた癖もあるキャラクターが必要でした。

ただ、コンプレックスを抱えたキャラを描くようになったのは、『SKET DANCE』の影響があるかもしれません。当時、読者から「ボッスンに助けられた」「感動した」といったお手紙をたくさんいただきましたから。
▲『彼方のアストラ』(第2巻「#15」収録)より。親から目立つことをしないよう抑圧されてきたユンファ・ルーが心境を吐露するシーン。
そういったキャラクターにスポットを当てることで、伝えたいメッセージがあるわけではないんですね。
「あきらめない」とか「友達を大切にする」とか、そういった主人公の立ち居振る舞いがそもそもメッセージを発している、というケースはあると思います。これまでに『週刊少年ジャンプ』で生まれた作品には、そういった魅力的な主人公がたくさんいるのではないでしょうか。

いちおう僕の中では、キャラクターの成長を描くことをテーマにして漫画を描いています。これは『SKET DANCE』の連載途中から意識していることですが、はじまりと終わりでキャラクターが何かしら変化してる漫画を描くために、ストーリーがあるという感覚ですね。
▲『彼方のアストラ』(第1巻「#1」収録)より。絶望的な状況でもつねにポジティブさを失わない主人公のカナタ・ホシジマ。企画当初はカナタではなく「アスト」というキャラクターが主人公で、性格も内向的だった。
「主人公自体がメッセージ」という考えは、すごく腑に落ちます。
『彼方のアストラ』の編集会議で、主人公が前向きじゃないと「企画ボツ」になった理由も納得しているんですよ。

主人公が人間的に成長して、だんだんカッコよくなります……なんて言っても、しょうがない。最初からポジティブで、みんなから好かれるキャラクターじゃないと。『ジャンプ』作品の主人公キャラクターには、1話目からそういったメッセージが入っているんじゃないでしょうか。
『彼方のアストラ』もまず主人公のカナタのポジティブさがあり、そこから人間ドラマが展開していくわけですね。
ストーリー上、後半は必然的に人間ドラマの比重が大きくなっていきます。そのため、惑星探索のようなアドベンチャー要素は、最初の星(惑星ヴィラヴァース)と2番目の星(惑星シャムーア)が中心で、3つ目の星(惑星アリスペード)以降は控えめにしました。

実際、事前に考えていたのは惑星シャムーアまでで、3番目の星以降はたいした冒険はしていないんですよね。プロットも4番目の惑星イクリスまでは決めていましたが、どういう星にするかはネームを描く段階になって考えていきました。
第5巻の設定資料集の中で、主人公カナタがいちばん最後に確定したキャラだと書いていましたが、『彼方のアストラ』というタイトルは、そのあとに決まったということなのでしょうか?
もともとは『アスタリスク』というタイトルを予定していたんですよ。でも、企画でモタついているあいだに、『学戦都市アスタリスク』というアニメがはじまって(2015〜2016年に放送)。『アスタリスク』はかなり気に入っていたんですけど、被っちゃったから変えよう、と。

『彼方のアストラ』というタイトルにしたのは、主人公(カナタ)の名前が入るタイトルを付けてみたかったということと、謎を明かしたあとにダブルミーニングが発動するアイデアを思いついたからです。

『SKET DANCE』で掴んだ会話でキャラを作るメソッド

『彼方のアストラ』は会話でのギャグが多く、コメディリリーフとして作用しているように感じました。その理由は篠原先生が、もともと『SKET DANCE』というギャグ漫画を描いていたからなのでしょうか?
僕はキャラクター作りを会話でやるんですよ。キャラを作るときは、こういう役割を持たせるとか、こういう人物を描きたいとか、欲求がまずあります。それで、とにかく人間臭いキャラにしたい。手の届かないような超人的な存在よりは、隣のクラスにいるような、読者が友達になりたいと思うようなキャラにしたい。

そういうときは、とにかく頭の中でキャラに会話をさせるんです。その会話が面白くなかったら、しゃべり方を変えてみるなど、演劇の演出をしているような感覚です。そういう場合、とりわけギャグはキャラ立てをしやすいんだと思います。だから僕の漫画はセリフが多くなるんでしょうね。
なるほど。ストーリーテリングのテンポを生み出しているだけでなく、キャラ立ての意味合いもあるんですね。
ギャグで笑わせることができたら、そこを読者に印象づけられます。だから会話で語るシーンほど、ギャグは重要になります。『彼方のアストラ』はあれだけシリアスな話なのにボケがあるのは、それはやっぱり必要だから入れているんですよ。

……ただ、それにしたって1巻はボケすぎですよね(苦笑)。ロボットも出てくるし、「これってギャグSFなの?」と思われたかもしれません。
▲『彼方のアストラ』(第1巻「#1」収録)より。
現在は次回作の準備中だとか。そうした篠原先生流のキャラ立てのメソッドを知っていると、次回作でも会話シーンに注目しちゃいますね。
次回作は……、またギャグに戻ろうかと思っていました。違うジャンルへの挑戦は、『彼方のアストラ』でやりましたから。

でも、実際にギャグ漫画での連載を考えてみると、意外と『SKET DANCE』の壁が厚いんですよ。今まで自分の作品を読み返すことはあまりなかったんですけど、文庫化のタイミングで再読したら、自分で笑ったりしていて(笑)。

「ああ、『SKET DANCE』って面白かったんだ」って思うのと同時に、「これを超えられるのか?」って。
あの『週刊少年ジャンプ』でギャグ漫画が6年続いたのはものすごいことだと思いますよ。
『SKET DANCE』で相当ネタを描いたから、何を描いても「これは前にやったな」となっちゃうんですよね。だから今は、『SKET DANCE』にボコボコにブン殴られながら闘っている感じです。まあ、ギャグをやるにしても、それ一辺倒ではなく、もう少し別なところで勝負したいとは思っています。
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