女性たちの間で早くも話題になっているユニクロの新製品「カーブパンツ」のTVCMに女優・モデル・声優など幅広いジャンルで活躍する、のんが起用された。

のんは女優やアーティストとして新たな挑戦を続ける開拓者。そんなのんに美脚の概念を変えるユニクロのカーブパンツを力強く表現してもらいたいと、今回の起用に至った。カーブパンツを着用した女性がヒーローになるというコンセプトを、のんがピッチャーマウンドに立ち見事なカーブを投球することにより表現。「カーブパンツを決めるだけで、新しい自分に出会えた女性」をいきいきと自信にあふれた表情で演じている。

野球経験が一切なかったのん。最初は全くボールを投げることができなかったが、複数回ピッチングを練習することで綺麗な投球フォームが実現した。またコマーシャルの中でのんの投球についてコメントするのは、野球解説者・東尾修。ナレーション収録中にのんのピッチングフォームの素晴らしさに気付き、「投球後の後ろ姿が特に最高!」と感服していたんだとか。

そして、音楽は椎名林檎書き下ろしの『確かな誇り』。のんの名前を想起させるフランス語の「Non(ノン・いいえ)」から始まる歌詞の中には「過去や未来に存在せず、たった今だけを生きる」というフレーズがある。それはまるでカーブパンツをまとったのんや女性たちの心に、その生き方を肯定するメッセージのように強く響くことだろう。

<のん コメント>
UNIQLOのカーブパンツ、マウンドに立ちカーブを投げる。かっこよく、洒落の効いたCMに参加できてとても楽しかったです。この機会にドームのマウンドに上がれたのも感動しました。のんをかっこよくキメてくれたカーブパンツ、絶妙な曲線美が素敵です。そして、CMに流れる椎名さんの歌声。最高すぎる!私は歌詞を読んで心臓撃ち抜かれました。“ただ生きる”ことの純粋さがマウンドに立つ静けさと重なり、自分自身の今に重なる。性別も年齢も関係のない時間の中で今を生きる。かっこいい…。自分の心情にも呼応して胸が熱くなりました。“今を生きる”女性達に、カーブパンツを選んでいただけたらなと思います。

<椎名林檎 コメント>
すてきな作品へ参加させていただき、感謝しております。監督には、はなから明確なイメージがあったようです。ただ、のん氏のこの凛々しいお姿を拝見し、おおいに触発されたわたしは、ついついべつなアプローチも何通りか提案してしまいました。最終的にあてていただいたものは、監督からの注文に忠実なものでした。女性は、年を経るにつれ、あらゆることが一致してくる生き物だと思います。目つきと身なりと考え方と感じ方、それから付き合う相手など。すべてが一貫してきて、らくになってこそ大人のレディです。このアイテムの哲学も広告のメッセージも、そんなふうにしなやかに成長し続ける、賢い女性のためのものだと思います。