映画『HiGH&LOW THE WORST』舞台挨拶が19日、都内・ユナイテッド・シネマ豊洲にて行われ、キャストの川村壱馬、前田公輝、吉野北人、神尾楓珠、龍、鈴木昂秀、山田裕貴、一ノ瀬ワタル、志尊淳、葵揚、小柳心、荒井敦史、白洲迅、中務裕太、小森隼、監督の久保茂昭が登壇した。

累計観客動員450万人・興行収入65億円突破、男たちの友情と熱き闘いをメディアミックスで描く「HiGH&LOW」シリーズと累計7500万部突破・不良漫画の金字塔「クローズ」「WORST」(原作・郄橋ヒロシ)とのクロスオーバーが実現。

「HiGH&LOW」シリーズの中でも一際魅力を放つチーム、通称“漆黒の凶悪高校”鬼邪高校と、「クローズ」「WORST」でお馴染みの、幹部以外スキンヘッドの最強軍団・鳳仙学園の両高校が登場する本作。全日制の保たれていた均衡が崩れ各一派が覇権を競う、一大戦国時代を迎えた鬼邪高校と、過去最強と名高い新世代の鳳仙学園のメンバーが闘いあう。

全日制の覇権を狙う転入生・花岡楓士雄役を演じる川村。「バカで明るく芯のあるキャラクターで、自分にはないものを持っている花岡楓士雄を演じさせていただきました。振り切らないと演じきれないなと思ったので、自分のスタイル120%で試行錯誤しながら頑張らせていただきました」と役を振り返る。

花岡が背中を預ける存在・高城司を演じる吉野は「クールで冷静、すごく周りが見えているキャラクター。だからこそ、堂々とした表情でセリフを言ったり、立ち回りなどしっかりと堂々と見えるように意識して頑張りました」とコメントした。

鬼邪高全日制・中越役の神尾は、初の不良役に「奇抜な髪型と中身も含めて、“神尾楓珠”としてバレないくらいになれたらいいなと意識してやっていました。このタイミングなので、まぁまぁ売れちゃったんですよね(笑)」とブレイク後の作品だけあって、ファンの黄色い歓声にも笑顔。その言葉に、山田・前田らが「どうしちゃったんだろう(笑)世界が楓珠を変えた!」「こんな楓珠じゃなかったのに(笑)新たな楓珠だ!」とツッコミを入れ、会場を沸かせていた。

劇中では、村山VS轟のシーンも登場し「人生で一番多いアクション数。百手くらいを1日で撮った。山田裕貴くんがずっと村山という役を作ってくれていたので、その隣に寄り添わせていただいて360度のアクションが画面いっぱいに広がると思う」と話す前田。

対する山田は、鬼邪高定時制の集大成といえる本作に「集大成で世代交代…楽しんでもらえたらと思い作品に臨ませてもらいました」と真摯にコメント。一ノ瀬は「ずっと4年間やってきて…本当に胸を打たれるというか…」と緊張しきりに話すと、山田が「みなさんの胸を打ちたいよね」とフォロー。一ノ瀬は「わっ!!胸を打ちたいっ!!いい言葉や!」と満面の笑みを浮かべていた。

本作で俳優デビューとなる中務・小森の2人は、“希望ヶ丘団地”と名付けられていたマンモス団地で育ち、絶大なパワーを持つ兄弟、尾々地真也(中務)、尾々地正也(小森)の通称“オロチ兄弟”を演じる。シリーズでTAKAHIRO×登坂広臣が演じてきた雨宮兄弟を意識したようで「雨宮兄弟は神!オロチ兄弟は石!かっこよくスタイリッシュな感じではなく、泥臭く感情むき出しのところを意識して役作りさせていただきました」と中務。小森は「(オロチ兄弟は石!というワードに)初めて聞きました(笑)触れないでおこうと思います(笑)」と笑みをこぼしていた。

過去最強と謳われる新世代のカリスマ的リーダーに君臨する上田佐智雄役に扮する志尊。自身も一つの夢だったと語る不良のリーダー役と、本格的アクション映画に初挑戦している。「クローズ、WORSTが好きだからこそ感じるプレッシャーもたくさんありました。何のために喧嘩をしているのか、何を背負って喧嘩をしているのか、僕は胸を打たれました。チーム一丸となってクローズ、WORST代表として走り抜けたいなという気持ちで役を作っていきました」とコメントした。

映画『HiGH&LOW THE WORST』は10月4日(金)より全国公開

(C)2019 郄橋ヒロシ(秋田書店) / 「HiGH&LOW」製作委員会

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