「エレンごめん。ここ...六本松(福岡)だ」 六本木「進撃の巨人展」ご当地ポスターが面白い
東京・六本木で開催中の「進撃の巨人展 FINAL」。その告知ポスターが、なぜか会場からはるか遠くに離れた福岡のとある駅に貼り出されていることが、インターネット上で注目を集めている。
その掲示場所とは、福岡市営地下鉄の六本松駅だ。
いったいなぜ、会場まで直線距離で800キロ以上も離れた場所に、告知ポスターがあるのか。その理由は、次の写真を見てもらえば分かるはずだ。
ちゃーりーさん(@charlie_9273)のツイートより(写真は編集部で一部トリミング)
そう、六本木と六本松の名前が似ているという理由だけで、わざわざポスターを制作したというのだ。
実際、ポスターの下部には「進撃の巨人展 FINALは六本木です!お間違えなく!」と注意を呼び掛ける文章も書かれている。マジで間違える人がいるとは思えないが、クスッと笑える仕上がりであることは確か。
そこでJタウンネット編集部は、ポスターを制作したイベント事務局に詳しい話を聞いた。
「六本木まで5時間58分」
これがポスターの全景だ(「進撃の巨人展FINAL」PR事務局提供)
ポスターの内容は、「進撃の巨人」主人公のエレンと、親友のアルミンが六本木と間違えて六本松に向かってしまったというストーリー。作品のワンシーンをパロディする形で、真剣な表情を浮かべた2人が、
「アルミン... お前...... まさか......」(エレン)
「ここから六本木まで5時間58分 もう一度走って... くれるよね?」(アルミン)
といったシュールな会話を交わしている。
こうしたポスターを制作した理由について、事務局の担当者は、
「場所に着目した広告があっても面白いかなと考え、全国に点在する『六本木』に似た名前の土地に広告を出すことを思いつきました」
とコメント。その上で、ポスターを掲示しているのは六本松駅構内のたった一か所だとして、
「ファンの方がSNSにあげてくださったのをきっかけに一気に広げることができました。これもすべて進撃の巨人という作品のファンの多さと、みんなでネタを一緒に楽しむという素晴らしい流れの中で実現したことだと思います」
としていた。
ちなみに、こうした「地名違い」をネタにしたポスターは、東京・目黒区の五本木にも存在する。こちらも掲出は1か所のみだそうで、担当者は「見つけたらラッキーです」としていた。
「ご、五本木!?」(「進撃の巨人展FINAL」PR事務局提供)
なお、「進撃の巨人展 FINAL」は森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)で、2019年9月8日まで開催される。