スリランカ・キャンディの仏歯寺にやって来た70歳のゾウ、ティキリ(2019年8月13日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】スリランカで今週行われた毎年恒例の仏教の祭りで、高齢の痩せこけたゾウが無理やりパレードに出演させられた後に倒れたことを受け、同国政府は16日、関係当局に調査を行うよう命じた。

 70歳のゾウ「ティキリ(Tikiri)」は健康を損ねていたにもかかわらず、同国中部の都市キャンディ(Kandy)で開催された長時間にわたる「エサラ・ペラヘラ(Esala Perahera)」の祭りのパレードに、手の込んだ衣装を着て無理やり出演させられた。

 動物好きな人々はこの件をめぐって当局を批判。ソーシャルメディア上で抗議の声が広がったことを受け、祭りの主催者は14日のグランドフィナーレにティキリを参加させなかった。

 そうした中、ジョン・アマラトゥンガ(John Amaratunga)観光開発・野生生物相は、関係当局に対して、ティキリが祭りに登場させられた経緯について調査を行うよう命じたと明らかにした。

 アマラトゥンガ氏は「あのゾウが昨日倒れたのを知らされた」と述べ、「この事態に鑑み、調査を開始して、なぜあのように健康状態の悪いゾウが(パレードに)使われたのか確かめ、責任者らに対して必要な処置を取るよう、当局者らに命じた」と話した。

 さらに同氏は祭りのパレードに定期的に出演している約200頭のゾウについて、こうした残虐な扱いを繰り返すことがないよう、野生生物当局に対策を指示したという。

【翻訳編集】AFPBB News