拙攻にベンチで厳しい表情の矢野監督(右から2人目)ら首脳陣(撮影・棚橋慶太)

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 「巨人2−1阪神」(16日、東京ドーム)

 阪神は好機で2併殺と拙攻に泣き、惜敗でカード初戦を落とした。先発の高橋遥は7回4安打2失点の粘投も実らず5敗目(2勝)。7月7日の広島戦を最後に、登板5戦連続で白星から遠ざかる。

 試合は初回、初めて2番に座った木浪が右前打で口火を切った。続く福留も右前打でつないだ。今季、東京ドームの打率は・520。巨人の先発・桜井に対して、4打数3安打1本塁打と好相性を誇るベテラン。相性通りの結果でチャンスメークした。

 さらに4番のマルテはフルカウントから四球を選んで1死満塁。ソラーテにつないだ。前回、7月26日の対戦では昇格即決勝2ランを放つなど、イメージの良い球場。1−1からの3球目をきっちりと打ち上げ、三走・木浪は頭から先制ホームに滑り込んだ。

 ソラーテは7日のヤクルト戦(神宮)以来、8試合ぶりに打点をマーク。「先制のチャンスだったし、バットをコントロールして、しっかりコンタクトすることを意識して、アグレッシブに打ちに行こうと思っていたよ。初回から1点取ることができてよかったね」と振り返った。

 だが、四回。岡本に2ランを浴びて逆転を許すと、以降は再三得点圏に走者を進めながら、あと1本が出ない苦しい展開。五回、1死一、二塁でマルテが三ゴロ併殺。さらに八回だ。先頭の福留が激走で二塁内野安打を奪うと、続くマルテは10球粘って四球で出塁。続くソラーテの二ゴロの間に、1死一、三塁の同点機を作った。

 だが、ここで6番の大山が大竹のシュートに詰まらされ、三ゴロの併殺打に倒れる最悪の展開。最終回も1死二塁と得点圏に走者を置きながら後続が倒れた。

 3度の好機に凡退し、4打数無安打の大山について聞かれた矢野監督は「悠輔(大山)一人じゃないじゃん。マルテだって打たなアカンし、ソラーテだってなんとかせなアカンやん。悠輔だけの責任じゃないけど、悠輔にも責任はもちろんあるよね」と、話した。

 4、5、6番でわずか1安打と、主軸のバットから快音は響かなかった。この日は7月20日のヤクルト戦(甲子園)以来、23試合ぶりに木浪がスタメン出場。近本、木浪のルーキーコンビが1、2番に座り、3番の福留も今季4度目の猛打賞と気を吐いたが、勝利にはあと1歩届かなかった。

 17日の第2戦は西が先発する予定。今季ここまで巨人には6勝11敗と、大きく負け越しているだけに一矢報いたい。