週末に行われたドイツ杯初戦オスナブリュック戦では、明らかに大きな負担を抱える試合展開となった、RBライプツィヒ。数名は今週、練習参加を見合わせるなど、開幕戦での出場が危惧されているところだが、そのうちの一人マルセル・ハルステンベルクについては「いけると思うよ」と、ユリアン・ナーゲルスマン監督は語った。

 その一方で仏紙レ・キップが伝えたところによれば、ジャン=ケヴィン・オギュスタンが仏1部OGCニースへの移籍成立まで間近のところに迫っているという。だがナーゲルスマン監督は「彼は、うちの支配下登録選手だ」と強調。「彼のことは構想に入れている」と言葉を続けている。昨季FWの4番手に甘んじてリーグ戦17試合(先発4試合)に出場した同選手は(3得点、kicker採点平均3.75)、10試合ぶりとなった昨季最終節では先発するも精彩を欠き70分で交代している。

 また今回対戦するウニオン・ベルリンのファンたちは、これまでにもライプツィヒの経営方針へ抗議運動を展開しており、今回の開幕戦では15分間の沈黙の抗議を行う姿勢も示している。そんな状況にも、ナーゲルスマン監督は「ドイツ杯初戦でも相当盛り上がっていたし、いい経験になった」と振り返り、「うまく準備することができているし、問題はないと思う」と強調。「ウニオンはパワフルなチームで、空中戦やセットプレーでとても存在感を示してくる。我々としてはしっかり対抗しないと」と特に対人戦への警戒心を示した。
 
【ライプツィヒの先発予想】グラーチ - ムキエレ, コナーテ, オルバン - クロスターマン, デメ, ライマー - サビッツァ, エンクンク - ポウルセン, ヴェルナー

欠場:アダムス (内転筋の問題), ウパメカノ (膝の問題), ヴォルフ (足首の骨折)


 またクラブ史上初となるブンデスでの開幕戦を迎える、ウニオンのウアス・フィッシャー監督は会見の席で「別物だよ。人が多く集まった」とコメント。自身にとってもブンデス初采配ということになるが「結局は1試合のサッカーということ。バーゼルでも似た経験がある。それでも自分にとって新しいチャレンジではあるがね。」と言葉を続けた。

 ライプツィヒ戦に向けては、畏怖を感じることなく意欲的なプレーの必要性を強調しており、ただファンの側ではライプツィヒの経営方針へのデモ抗議から、歴史的なこの1戦での開始より15分まで沈黙がなされることになるが、このことについては「ファンが決めたことだ。受け入れなくては。もちろんできれば声援が欲しい。ただファンがアピールを示したいと考えているんだ」と述べている。

【ウニオンの先発予想】ギキーヴィツ - トリメル, フリードリヒ, K.シュロッターベック, C.レンツ - プレーメル, ゲントナー - ベッカー, イングヴァルトセン, ビュルター - アンデション

欠場:なし