Image: Chesky/Shutterstock

どんなデバイスからでもネットに繋ぎさえすれば……!

先週のこと、ケンタッキー州に住むネット中毒の15歳の女の子が、母親にスマホを取り上げられるも、紆余曲折を経てLGのスマート冷蔵庫からツイートを送信することに成功しました。

往々にして、アツい想いは苦肉の策を生み出しますが、結果としてそれがクリエイティヴィティーを発揮することに繋がる愉快な例となりました。

キッチンを炎上させた娘 vs. 怒れる母

bOinGbOinGとIntelligencer によりますと、事の起こりは8月5日。dorothy(ドロシー)ちゃんがYouTubeに夢中になったことで、「お米を炊いてたけど、スマホで忙しかったからコンロが燃えちゃった」とお母さんにTwitterでメッセージを送ったのだそうです。それに腹を立てたお母さん、当然ながら娘からスマホを取り上げてしまいます。

諦めない娘、3DSに辿り着く

しかしドロシーちゃんは諦めず、「退屈な夏休みをネットなしでは過ごせない!」となんとかネットに繋ぐ手立てを模索します。そこで手にしたのがニンテンドー3DS。

私は永遠に去ります。ママが電話を取り上げたの。皆とやり取りが出来なくなるのはとても寂しくなるよ。今泣いてるの、さようなら。#ACNL

このハッシュタグ「#ACNL」とは『とびだせ どうぶつの森(Animal Crossing:New Leaf)』のことで、最近TwitterがUIを更新したことでツイート元のクライアントがわかるようになったために表示されたとのこと。

ですがこのツイートが母親に発見され、今度はニンテンドー3DSまで取り上げられてしまいました。母親は娘に「Twitterを削除する」と脅したものの、その方法がわからずアカウントがそのままになっていました。

こちらはお母さんが、ドロシーちゃんのアカウントで投稿したもの。

ドロシーが任天堂でTwitterしてたのを発見。今からこのアカウントは閉鎖します

諦めない娘、Wii Uで再挑戦

しかしまだまだ諦めないドロシーちゃん。今度はWii Uがあることを思い出し、『マインクラフト』を使ってメッセージを打ち、そのスクリーン・ショットを投稿しました。

ハロー、ママが私の電話とニンテンドーDSを取り上げちゃったから、Wiiを使う以外方法がなくなったの。みんな応援と愛をありがとう。Twitterに落ち着いて繋げられるようになったら、DMに返信するし、フォロー返しもするからね。じゃあね、ドロシー

ということで、ここで付いたハッシュタグは「#WiiU」。次いで、母親の仕事中にもう一度、Miiで大ファンであるアリアナ・グランデ風のアバターを作ってこう投稿しました。

やぁみんな、ママが仕事中だから私の電話を探しているの。幸運を祈っていて。愛してる。#Mii #MiiMaker #WiiU

ちなみに数日に渡った一連のやり取りは、Twitter上でバズることとなり、「#FreeDorothy」の付いたコメントの嵐にTwitterのサーバーに負荷が掛かることに。そのごドロシーちゃんは3DSを探し出し、そこからツイートを連投することに成功。ですがまたお母さんに取り上げられてしまいました。

諦めない娘、冷蔵庫に話しかける

で、ドロシーちゃんが最後に行き着いたのが、LGのスマート冷蔵庫。彼女は母親が冷蔵庫のからレシピをググっているのを思い出し、GoogleでTwitterを検索。そして見事、冷蔵庫からツイートを送信すること成功したのです(ツイートのメタデータに「LG Smart Refrigeratorから送信」と表示されていますね)。

Image: Intelligencer

これでツイート出来るかわからないけど、冷蔵庫に向かって話しかけてるの、何てことかしらね。ママがまた私の電子機器を全部没収したから

娘、またしてもバレる

二度あることは三度ある、ですね。これを知った母親は、誰かに頼んで冷蔵庫を撤去したいと考えているようです。ホントはネット回線に繋がなければ良いだけの話なのですが……ドロシーちゃんいわくお母さんは家電に弱いのだそうな。

最後に、この一連の流れにはLGの関心を示したようで、「#FreeDorothy」とハッシュタグのみをツイートしています。

でも、フェイクかも?

ただしThe Guardianによりますと、LGのスマート冷蔵庫にはTwitterアプリはないそうで、「LG Smart Refrigeratorから送信」と表示させるには開発者モードを使って手動で書き換える必要があるらしいのです。LGはこの一連のツイートに関与していない(マーケティングスタントではない)としています。はてさて、真相はいかに! Dorothyは実在するのか!?

何だか可愛そうやら微笑ましいやらというドタバタ劇でしたが、デジタル・ネイティヴの十代を相手にするとこういう騒動が絶えない世の中になりそうですよね。

ちなみに我が家の4歳児は、iPadからYouTubeを立ち上げてサーフィンするのが好きだったのですが、中毒になってきたためアプリを削除し、親がブラウザーからYouTubeにアクセスしてペアレンタル・コントロールをしています。YouTube Kidsでは見せたくないチャンネルもブロックし切れないため、これも解決策にはならなかったのです。

これからは子供の成長と共に、親がデジタル・デバイスの使い方を工夫しないといけない世の中なのです。子を持つ皆さん、頑張りましょー。

Source: Twitter via bOinGbOinG (1, 2) via Intelligencer, The Guardian