車いすOK、アレルギー対応OKな店…バリアフリーなグルメガイドが話題
 重度障害のある2人が「れいわ新選組」から参議院議員に当選し、国会のバリアフリー化が進められていますね。来年2020年には東京パラリンピックが開催され、世界中から障害のある方が東京&近郊へやってくる予定です。

 少しずつですが、多様な人たちが平等に快適に過ごせるよう、街のバリアフリー化も求められてきています。そんな中、バリアフリーなレストランのガイドブックが7月に発売されました。『散歩の達人 首都圏バリアフリーなグルメガイド(旅の手帖MOOK)』(交通新聞社)がそれ。

 障害がある人が飲食店を探しやすいよう、トイレ画像を掲載したり、飲み込む力が弱くなってしまった人のための嚥下(えんげ)対応食、アレルギー対応など、様々な視点から店舗の紹介をしています。障害がある人はもちろん、歩くことや嚥下が難しくなった老親、食物アレルギーがある子どもなど、いろいろな人がもっと外食を楽しめるといいですよね。

 編集に携わったライターの和久井香菜子さんによると、「掲載している全店舗、車いすで入れることは確認済みです。大型の商業施設では車いす利用できるのが当たり前ですが、それ以外にも、意外なお店を約90軒掲載しています」。ほんの一例をあげると……。

◆車いすで行ける意外な店

■新潟食楽園
表参道ヒルズの裏、新潟の物産館のビルにある居酒屋。米どころ新潟自慢の各種日本酒や、新潟の食材が楽しめる(渋谷区神宮前4-11-7 新潟館ネスパスB1F)。

◆アレルギー対応可能な店

■KICK BACK CAFE
化学調味料、着色料、保存料ほとんどゼロ、農薬ゼロ。白砂糖、グルテン、動物性素材などあらゆるアレルゲンを回避したメニューが並ぶ(調布市若葉町2-11-1)。

◆補助犬ウェルカムな店

■PITMANS
クラフトビールとBBQが楽しめる店。隅田川を臨むテラスは絶景。施設内のホテルに滞在している外国人客も多く、まるで海外にいるよう(江東区清澄1-1-7 LYURO東京清澄THE SHARE HOTELS 2F)。

 現在、バリアフリーなレストランを探すのはとても大変だそう。ライターの和久井さんはこう話します。

「『車いすで個室に入れる』『補助犬ウェルカムな店』『オストメイト(人工肛門・人工膀胱を造設している人)対応トイレがある』などの条件で店を探すのも、とても困難です。バリアフリーと書いてあっても、トイレが車いす対応でなかったり、店の手前に段差があったり、情報にバラツキがありました。

 しかもバリアフリーで、かつ美味しい店の情報は、どこにもまとめられていません。今回刊行した『散歩の達人 首都圏バリアフリーなグルメガイド』に対して、 SNSでも『今まで、直接店にした見に行くしかなかったけれど、これは便利!』『地方版も欲しい』などといった声がたくさん上がっています」

 家族や会社の同僚、お友達で、バリアフリー情報が必要な人がいたら、ぜひ「一緒に楽しめて」「美味しい」店を開拓してみてくださいね。

「こうしたバリアフリー店は、多様な人を受け入れるホスピタリティ溢れるステキな店です。障害のない人も、心地よく過ごせて、美味しい店として利用できますよ」(和久井さん)

<文/女子SPA!編集部>

【女子SPA!編集部】
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