福島・金山町の人気観光スポットの炭酸水が湧き出る井戸で15日(2019年8月)、新潟から訪れていた男性(77)とその姪(49)が転落して溺死する事故があった。現場にはポリタンクが残されており、2人は炭酸水を汲みに来たとみられる。

なぜ転落したのかについて、日本中毒情報センターの吉岡敏治代表理事や大塩天然炭酸水保存会の加藤夕子さんの見方は、「天然の炭酸水が湧き出るこの井戸の中は二酸化炭素濃度が非常に高い状態にあり、井戸の水を汲もうとして二酸化炭素を吸い、酸欠で意識を失い転落したのではないか」というものだ。

多い時には1日1000人以上、年間では数万人の観光客が水を飲んだり持ち帰るために訪れる。

井戸の中はガス充満で覗き込むと危険

井戸は深さ4メートル、水深は3メートルで、井戸の最上部から水面までの1メートルの空間には二酸化炭素が充満しており、覗き込むと二酸化炭素を吸い込む危険がある。保存会は「通常はネットでカバーされており、ネットの隙間から吊るされたヤカンで汲み上げるんです。ヤカンを利用していれば事故は起きなかったのではないか」と話している。

司会の小倉智昭「二酸化炭素は空気より重いから、下に溜まるから危険なんですよね」

中瀬ゆかり(「新潮社」出版部長)「人気スポットでこういう事故は想像しにくいですよね。不幸な事件です」

金山町役場によると、現在、この天然炭酸水の井戸は封鎖中だという。