海上保安庁が中心となって実施した大型旅客船災害想定救助訓練に、商船三井客船が協力。クルーズ客船「にっぽん丸」の船内で、体調不良を訴える乗客が多数発生したという想定で、消防艇「おおえど」が停泊中の「にっぽん丸」に接舷しました。

消防艇「おおえど」が接舷

 商船三井客船は2019年8月7日(水)、同社のクルーズ客船「にっぽん丸」を使い、横浜港で大型旅客船災害想定救助訓練を行いました。


クルーズ客船「にっぽん丸」を使った訓練の様子(画像:商船三井客船)。

 訓練は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを見据え、海上保安庁第三管区海上保安本部が中心となり実施。商船三井客船が協力したほか、東京消防庁や横浜市消防局、神奈川県警も参加しました。

「東京湾を航行中、船内で体調不良を訴える乗客が多数発生した」という想定のもと、東京消防庁の消防救助艇「おおえど」が停泊中の「にっぽん丸」に接舷。隊員が移乗し救出・救助活動を行うという、災害時さながらの訓練が行われました。

「にっぽん丸」は総トン数2万2472トン、全長166.6m、定員が最大524人の大型旅客船です。