確かに先日マインツへと加入したタイウォ・アウォニイは、2015年からFCリヴァプールに在籍する選手だ。しかしながらブンデス2部FSVフランクフルトを皮切りに、それ以降は6箇所へレンタル移籍しており、リヴァプールではほぼその姿を目にすることはない。

 だがユルゲン・クロップ監督からは「彼の古巣での健闘を祈ってくれたよ。でも僕はここが彼にとっての古巣だったなんて、全然知らなかったんだけどね」と同選手。「みんなを同じように扱うんだ。ビッグネームのスターであっても、ユースの誰かだったとしてもね。だからリヴァプールはここまで成功を納めているのだと思う。」と語った。

 なおマインツに加入して準備を進めているアウォニイだが、あまり遅れの差は大きくはないようで、シュヴァルツ監督は「カイザースラウテルン戦前のシュート練習では、とても良い印象を残していたよ。我々としては彼を交代で投入したかったのだが、しかしながらシュテファン・ベルの負傷によりセンターバックを投入しなくてはならなくなってしまったんだ」と説明している。