『カメ止め』制作陣が抜擢!新作『イソップの思うツボ』ヒロインに注目/[c]埼玉県/SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ

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『カメラを止めるな!』(17)の上田慎一郎監督が中心となり、新たな“予測不能映画”が誕生した。8月16日(金)に公開される『イソップの思うツボ』だ。期待の新作を盛り上げるのは、石川瑠華、井桁弘恵、紅甘が演じるヒロインたち。本作撮影時に現場スタッフとして関わった筆者から、個性もそれぞれ魅力的な3人の女優陣を紹介したい。

【写真を見る】撮影合間の表情もかわいい!『イソップの思うツボ』のヒロインたちをチェック<画像24点>/[c]埼玉県/SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ

■ シーンごとに監督が交代!?作り方も異色な『イソップの思うツボ』

本作は上田監督と『カメ止め』助監督の中泉裕矢、スチールの浅沼直也が共同監督を務めた。3人も監督がいるのは異例で、『カメ止め』前からの盟友だからこそできる分業だ。担当はエピソードごとに分け、現場ではあるシーンの撮影が終わると「ここで監督交代!」と声が掛かることもしばしば。俳優陣もスタッフも「こんなの初めて」と驚く、異色の現場だった。

ストーリー展開だって目まぐるしい。同じ大学に通う内気な亀田美羽と人気タレント一家の兎草早織との“恋のさや当て”から始まったと思いきや、父親と復讐代行屋をしている戌井小柚が登場。何やら怪しいヤクザも現れ、ついには誘拐事件まで起こり…。

■ 陰キャラから鋭い眼差しへ…石川瑠華の大変身!

まるでイソップの童話のように、カメ、ウサギ、イヌにちなんだヒロインたちがどたばた劇を繰り広げる中で、石川瑠華演じる美羽は一番地味な存在だ。大学が終われば家に直帰、唯一の友達はカメである。

でもご安心を。物語が進むと、美羽は一番の大変身を見せる。後半で美羽が羽織る赤いMA-1ジャケットは、上田監督が最もこだわった衣装の一つ。普段は笑顔が多く、共演者を「お父さん」と呼んで関係性を深めていた石川。はじけるような明るさは封印し、キリリと引き締めた眼差しにひたむきさが光る。

■ クールビューティ紅甘、アクションに開眼?

『光』(17、大森立嗣監督)でミステリアスな存在感を示した 紅甘は、ケンカが超強い復讐代行屋の小柚役。脚本ではそこまで凄腕ではなかったのだが、殺陣を指導する先生が「勘がいい」と太鼓判を押し、アクション好きな浅沼監督に火がついた。

とは言え、現場では、ひざ蹴りを黙々と練習している時以外は和気あいあい。父親役の斉藤陽一郎と待機時間が重なることも多く、息の合った掛け合いはきっとここから生まれたのだろう。仲良し父娘が時に恋人のようにさえ見えるのは、筆者だけではないはずだ。

■ ゆるふわ女子・井桁弘恵がピンチに…!?底冷えのロケを乗り越えて

井桁弘恵演じる早織はゆるふわ天然系。しかし、撮影で最もつらい目に遭ったのは早織だった。後半の重要シーンは山の中の倉庫。早織は地べたに座る時間が長く、体は冷えるし、埃だらけで空気は悪い。中泉監督も心配する中、それでもメイクが崩れてしまうからとマスクを断って撮影を続けた。事件に巻き込まれぼろぼろになっていく早織の姿には、リアルな苦労も反映されている。

井桁は9月から始まる「仮面ライダーゼロワン」のライダー役に抜擢されている。初回放送から女性ライダーが登場するのはシリーズ初という。『イソップ〜』では天真爛漫なキャラだが、次は内に秘めた芯の強さもきっと見せてくれるだろう。

二転三転の物語は『カメ止め』チームにはお手の物。本作でも、謎解きの楽しみは健在だ。そのカギとなるフレッシュなヒロインたちの活躍を、ぜひスクリーンで確認してほしい!(Movie Walker・文/近藤希実)