デル・トロ監督、最新作は「ダブルR指定になる」と明かす/写真:SPLASH/アフロ

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『パンズ・ラビリンス』(06)や、『パシフィック・リム』(13)、そして『シェイプ・オブ・ウォーター』(17)などで有名なギレルモ・デル・トロ監督が手掛ける次回作は、 1947年に製作されたタイロン・パワー主演の『悪魔の往く町』のリメイク版になりそうだ。本作『Nightmare Alley(原題)』は、作家ウィリアム・リンゼイ・グレシャムの同名の小説が元で、カーニバルで働くことになったサギ師の男が、読心術を持つ女性と彼女のアルコール依存症の夫を騙して曲芸を盗みとろうとするが、女性の目論みがサギ師を上回り事態が逆転する…という内容。

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一時期レオナルド・ディカプリオの出演が噂されたメインの役柄(サギ氏の男の役だと予想されている)は、ブラッドリー・クーパーが演じることが決まっており、その他ケイト・ブランシェットやウィレム・デフォー、『ヘルボーイ』(04)のロン・パールマンらが出演交渉中だ。デル・トロ監督は本作の脚本、監督と製作を兼任する予定。脚本は、デル・トロ監督と、女性脚本家のキム・モーガンが共同執筆する。

米Colliderのインタビューに答えたデル・トロ監督は、本作は監督が大好きなフィルム・ノワールのジャンルと、得意のホラーを融合させる作品に仕上げるとコメント。実はデル・トロ監督、本作のストーリーを知ったきっかけは1992年に、俳優のロン・パールマンに原作本をプレゼンされたからだそうで、その時にストーリーが大好きになってしまったという。監督は「私と(共同脚本家の)キム・モーガンが手がける本作のストーリーは、原作本すべてを描くことは不可能ですので、サーガになります。原作本には映画版よりダークな要素が含まれているんですよ。私はいままで短編映画を作っている時からノワールやホラーをやりたいと思っていました、今回が初めて、(長編映画として) 黒幕社会を描くノワール&ホラーの作品を製作できるチャンスだと思っています。(モンスターのような)スーパーナチュラルな要素は登場せず、純粋にダークな話になる予定ですよ」と語った。そして監督は、本作は「ダブルR指定になる」ほど、過激な内容になると加えた。

映画のレーティングを行うアメリカ映画協会(MPAA)には「ダブルR指定」というものは無いのだが、この発言から、デル・トロ監督は 配給や公開制限を気にしてぬるく仕上げるのではなく、本作で監督独特のダークな世界を思い切り表現する、という意気込みが感じられる。デル・トロ版『Nightmare Alley』はキャストが決定し次第、今年の秋から撮影開始予定。公開日はまだ未定となっている。(Movie Walker・LA在住/小池かおる)