出前総研は8月7日、「夏の食事に関する調査」の結果を発表した。調査は今年7月に実施。出前館利用者を対象に1121人から回答を得た。「夏の時期に食べたくなる食事」を聞くと、1位は「冷たいもの」(57.4%)、2位は「スタミナがつきそうなもの」(48.5%)、3位は「のどごしが良いもの」(47.4%)だった。

「夏に食べたくなる味付け」を聞くと、最も多かったのは「さっぱり」(52.4%)、以降、「辛い」(16.8%)、「酸っぱい」(15.3%)という結果だった。男女別で比較すると、「辛い」味付けは男女から同じくらい支持されていたが、「さっぱり」した味付けは、女性の支持が男性の支持を約10ポイント上回った。反対に、「こってり」した味付けを食べたくなるという回答は、男性が女性の2倍だった。

「夏に外食でカレーを食べること多い」 男性が女性を上回る


「夏の時期に食べたくなるメニュー」は、1位が「冷たい蕎麦・うどん」(64.9%)、2位が「冷し中華」(55.2%)、3位が「カレー」(45.4%)だった。

「それぞれのメニューについて自炊、外食、出前のうちどこで食べることが多いか」を聞くと、「素麺は自炊で食べたくなる」という回答は36.9%と多く、外食や出前では1〜2%に過ぎなかった。

「夏の時期の食事の準備」について聞くと、回答者の過半数が「料理のやる気が下がる」と答えた。理由の6割が「キッチンが暑い」ことだった。猛暑の時期でも調理時間が短く簡単に作れる素麺は、自炊メニューとして人気があるようだ。

「出前で食べることが多いメニュー」の1位に輝いたのは「カレー」で、外食や自炊を15ポイント以上も上回った。男女別で比較すると、「夏に出前でカレーを食べることが多い」という回答は男性48.7%、女性43%で大差なかったが、「夏に外食でカレー食べることが多い」という回答は男性が33.1%、女性は22.9%だった。

この男女差について、調査を実施した出前総研は「外食のシーンでは、カレーを食べるのに女性一人でお店に入りにくいと感じる層が一定数いるため」だと分析している。出前では周りを気にせず食事ができるので、男女差がほぼなかった。

タイカレーやインドカレーの需要高まる

注文データを元に夏に食べたくなるメニューの商品出数の推移を見たところ、前年割れとなったのは「冷たい蕎麦・うどん」や「冷し中華」だった。顕著だったのは、7月の冷し中華の商品出数が前年同月比で68%と大幅に下落したことだ。

考えられる原因は気候の変化だ。東京の気温を例にすると、昨年の7月は30度以上の日が26日あったのに対し、今年はわずか9日だった。また、昨年の最高気温が平均32.7度だったのに対し、今年は27.5度。夏の定番の食事である「冷たい蕎麦・うどん」や「冷し中華」の人気が下火だったのも、このような気温の差や長雨が影響を及ぼしていると思われる。

一方、「カレー」は前年とほぼ同数の商品出数で、気温の変化の影響を受けていないことが特徴だ。大幅に商品出数を伸ばしたのは、前年同月比129.6%の「タイカレー」や162.2%の「インドカレー」だった。