会社がある滋賀県を拠点に、積載車を走らせる立石舞乃さん

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いま、日本全国でトラガールがアツい!

「トラガール」とは「女性のトラックドライバー」のこと。トラックドライバーの人材不足が深刻化する中、業界と国が尽力し、トラガールが増えているのだ。

今回のトラガールは、会社がある滋賀県を拠点に、積載車を走らせる立石舞乃さん(25)。必要とあらばどこへでも駆けつける、運転大好きな救世主トラガールに話を聞いた。

──今の会社に入ったのはいつ頃ですか?

立石 3年前です。うちの会社は新車・中古車の販売から塗装・板金、車検に整備と車のこと全般を扱う会社で、お客さんの車にトラブルがあったときに現場へ駆けつけて、レッカーするのが私の仕事です。

──入社当初からトラック運転を?

立石 最初はアメ車を任されることが多かったんです。工場内で移動させたり。そのうちに「女が大型に乗ってたらカッコいいよね」と思って、自分で勝手に大型・牽引の免許を取ったのがトラックに乗るきっかけになりました。昔から目立ちたがり屋で、「女はしないと思われる仕事がしたい」って気持ちもありましたね。

──現場へ駆けつけるってことは、時間も場所も予想がつかないのでは?

立石 朝6時頃に行くこともあれば、夜中1時ってこともあります。一昨日も事故車を愛媛まで引き取りに行ってたし関西一円、何時でもどこへでもこの4トンの積載車で引き取りに行きますよ!

──4トンって、積載車にしては珍しくないですか。

立石 そうなんです。2トンが多いんですけど、うちの会社は4トン。その積載車で引き取りに来たのが私なので、「え? 女の子?」って驚かれることも時々ありますね。

──トラックを運転してるときって、気分をアゲル工夫をしてます?

立石 好きな音楽をかけて走らせてます。邦楽・洋楽、どっちもスマホのプレイリストに入れたものを聴いてるけど、なかでもテンション上がるのは映画『ワイルド・スピード』のサントラですね。

──今回、撮影させて頂きましたが、積載車に積んだのは立石さんの自家用。これは『ワイルド・スピード』に出てくるダッジ・チャレンジャーなんですよね。

立石 もともと黒かったのを好きなグリーンに塗装したんです。メッチャ派手かも(笑)。根っから車の運手が好きで、休みの日もこの愛車で出かけてます。次はタンドラーとかシルバラードとか、もっと大きな6リッターある車に乗ってみたいんです。

──トラックや車が好きなのは、やっぱり彼氏の影響とか?

立石 彼氏、いないんですよ。ただいま募集中! 年上の男性がいいです! 『ワイルド・スピード』に出てくるような人が好きって思われるんですけど、イケメンは全然ダメで(笑)。私って、B専なんです(笑)。

──同業者との出会いが多いのでは?

立石 周りに男性は多いけど、出会いはないですね(笑)。特に私と同じ年代の男性は、中型免許を持ってない人が多いし、ミッションが運転できない人も多いから「なんで免許、取らないの? 私が男なら、絶対取りに行くけど」ってちょっとイラッときたりして。恋愛対象にはちょっと......。

──では最後に、将来の夢を聞かせてください。

立石 私の夢はいつかフェラーリ、ポルシェ、ランボルギーニ......みたいな高級車を運ぶ箱車のトレーラーに乗ること。キャビンと荷台が別だから、バックさせるときも難易度がメチャクチャ高いんだけど、「箱車のトレーラー運転する女って、私しかいないし!」って目立ちたい!

●立石舞乃(たていし・まいの)
滋賀県出身。滋賀県の「LOOK BODY WORKS」に勤務。映画『ワイルドスピード』でおなじみのダッジ・チャレンジャーが愛車。休日は愛車で愛娘とおでかけする25歳のシングルマザーでもある

取材・文/Nao 撮影/大西二士男