大人よりリスクが高い子どもの熱中症

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総務省消防庁によると、7月29日〜8月4日までに全国で熱中症のため救急搬送された人は1万8千人を超えました。特に乳幼児や子どもは体温調節能力が十分に発達していないため、大人より熱中症になりやすく、保護者や指導者は十分な注意が必要です。ここでは子どもの熱中症を予防するための基礎知識をまとめました。

◆晴天時の散歩に要注意
晴天時は地面に近いほど気温が高くなるため、幼児は大人よりさらに高温の環境にいることになります。たとえば、通常気温は地面から150cmの高さで測りますが、気温が32.3度の場合、50cmの高さでは35度を超え、さらに5cmの高さでは36度以上になるそうです。
気温が高い日に子どもと一緒にでかける場合は、十分な暑さ対策をしていきましょう。

◆車内熱中症
JAF(一般社団法人日本自動車連盟)によると、2018年8月1日〜8月31日に「子どもを車内に残したままのキー閉じこみ」で出動となった件数は全国で246件にのぼりました。原因は「子どもが誤ってロックを操作した」というものが多く、あやすためにリモコンキーを子どもに持たせていたというケースも。
暑い場所では自動車がオーバーヒートしてエンジンが停止することもあり、その場合、車の中はすぐに高温になります。子どもを残したまま車を離れることは「キー閉じ込み」のリスクだけでなく、熱中症を引き起こす事故に繋がりかねません。乳幼児の熱中症死亡事故は0歳と1歳での発生が多いという調査もあります。
「眠っていて起こすとかわいそう」と思っても、子どもだけを残して車内を離れることは決してしないでください。

◆子どもの熱中症を防ぐポイント
子どもは自分で体調の変化に気が付かないことがあるため、保護者や指導者はしっかり熱中症対策をしたうえで、子どもの様子に異変がないか、気をかける必要があります。もし熱中症が疑われる状況で、少しでも意識障害がある場合は救急車を呼ぶようにしましょう。




〈参照〉
熱中症環境保健マニュアル 2018「高齢者と子どもの注意事項」(環境省熱中症予防情報サイト)
車内熱中症に注意!子どもを車内に残したままのキー閉じ込み 昨年の8月は1ヶ月で246件!(JAF)