楽天戦に先発したソフトバンク・高橋礼=楽天生命パーク

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● 楽天 0 − 3 ソフトバンク ○

<18回戦・楽天生命パーク>

 ソフトバンクが完封勝利で5連勝。両リーグ最速で60勝に到達し、貯金を再び15とした。先発の高橋礼は、走者を背負いながらも7回途中7安打無失点の粘投。2年目にして初の10勝目(3敗)に到達した。

 ソフトバンクは初回、2連勝中の楽天先発・弓削を攻め一死二、三塁の好機を作ると、4番・デスパイネの遊ゴロの間に先制。2回は二死から8番・甲斐、続く牧原の連打で一、三塁の好機を作ると、楽天の新人バッテリーを揺さぶる重盗が決まり、足技で2点目を加えた。

 2点リードのまま迎えた8回は、デスパイネが2年ぶり30号到達となるソロ弾を右中間翼席へ。頼りになる助っ人は、2本塁打5打点をマークした12日の日本ハム戦(ヤフオク)に続き、2戦連続本塁打&マルチ打点とした。

 先発の高橋礼は2回、2安打と死球で無死満塁としたが、7番・ウィーラーを投ゴロ併殺に仕留めたあと、続く辰己は空振り三振。大ピンチを無失点で切り抜けた。3回以降も要所で併殺を奪うなどゼロ行進。7回に二死一、二塁のピンチを背負い降板したが、リリーフした嘉弥真が1番・茂木を空振り三振に仕留めた。

 8回以降も投手陣は無失点リレー。3点リードの8回は高橋純、9回は4試合連続登板中だった森に代わり、モイネロが4セーブ目(1勝1敗)で締めた。

 完封負けの楽天は、打線が計4併殺と拙攻の連続。先発の弓削は3回以降立ち直り6回2失点と力投したが、打線の援護なくプロ初黒星(2勝)を喫した。