プロ初勝利を挙げ、ウイニングボールを手に与田監督(右)とポーズをとる中日・梅津

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○ 中日 5 − 1 阪神 ●

<18回戦・ナゴヤドーム>

 プロ初登板初先発の中日ドラフト2位・梅津晃大投手が、6回1失点の好投でプロ初勝利を挙げた。

 梅津は初回、先頭の1番・近本に四球を与えるも、近本の二盗を女房役の加藤が阻止。2番・糸原には左前打を許し、続く福留に先制となる適時二塁打を浴びたが、後続を抑え最少失点スタートを切った。

 2回以降は力強い真っ直ぐを軸に阪神打線を翻弄。3回までに4連続を含む5三振を奪った。その後もバックの好守備に助けられ無失点を継続。6回86球で降板となり、4安打7奪三振1失点でデビュー戦を飾った。

 打線は先制された直後の1回裏、4番・ビシエドが同点となる左前適時打を放つと、6番・福田も中前適時打で続きすぐさま逆転した。4回には7番・堂上が初のシーズン2ケタ本塁打となる10号2ランを左翼席へ。8回は福田が2打点目となる適時二塁打を左中間へ運び、5−1とリードを広げた。

 本拠地でプロ初勝利をマークした梅津は「緊張していましたが、先輩方の守備に助けられ、気分を乗せてもらいました」とお立ち台で笑顔。投球内容については「打者に向かっていけたと思います」と振り返った。

 ともにお立ち台に上がった堂上は、梅津について「ファームでも見たことなく、どんな投手か分からなかったが、真っ直ぐが力強くて気合が入っていた。リズム良く守れました」とコメント。打席ではキャリア初となる10号弾、遊撃の守りでは固い守備力を発揮し、攻守両面でルーキーの初白星をアシストした。