ソフトバンク・和田毅

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○ ソフトバンク 6 − 3 日本ハム ●

<20回戦・ヤフオクドーム>

 首位のソフトバンクは4連勝。貯金を再び14とした。右太もも裏痛から復帰した先発の和田が、5回5安打1失点で3勝目(2敗)。打っては4番のデスパイネが、2本塁打5打点と大暴れした。

 和田は初回、3者連続奪三振の圧巻スタート。するとその裏、ソフトバンクは3番・内川の左前適時打、続くデスパイネの右越え28号2ランで3点を先制した。

 和田は2回以降も、キレのある直球を軸に好投。5回に先頭の7番・横尾にソロ弾を浴び、その後も二死一、三塁のピンチを背負ったが、最後は3番・近藤を遊ゴロに仕留め5回を最少失点でまとめた。

 2点リードの7回、3番手の嘉弥真が一死二、三塁のピンチを招いたが、代わった甲斐野が2番・大田、続く近藤から連続奪三振。すると8回、デスパイネのこの試合2発目となる左越え3ランで6−1とリードを広げた。9回は6番手の加治屋が2点を失い、なおも二死満塁のピンチを招いたが、最後は森が24セーブ目で締めた。

 日本ハムは6連敗でソフトバンクと6.5ゲーム差。敵地で3タテを食らい、自力優勝の可能性が消滅した。打線は5点を追う9回に2点を返すも反撃届かず。11安打3得点と効率の悪さが目立った。投手陣は2番手の金子が5回無失点と試合を作ったが、ショートスターターの吉川が初回に3点を失い2回3失点。巨人から出戻りトレードで再加入した左腕は、これで移籍後3戦3敗となった。