マダガスカルの首都アンタナナリボで、小型機から飛び降り死亡した英学生アラナ・カトランドさんのひつぎを運ぶ病院職員。AFPの動画より(2019年8月8日撮影)。(c)Volana RAZAFIMANANTSOA / AFP

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【AFP=時事】研究旅行先のマダガスカルで飛行中の小型機の扉を開けて飛び降りた英学生(19)について、マダガスカルの警察は8日、学生は「うつ病」で、自らの研究に失望していたと明らかにした。

 英ケンブリッジ大学(University of Cambridge)の学生アラナ・カトランド(Alana Cutland)さんは先月、研究で訪れていたマダガスカル北西部アンジャジャビ(Anjajavy)の飛行場を離陸した直後に、小型機から飛び降りた。

 カトランドさんの遺体は事故から2週間後の今月6日、同国北西部の森で村民らによって発見され、8日に首都アンタナナリボに移送された。

 カトランドさんの叔父はこれまで、複数の英紙に対し、カトランドさんは処方薬が原因で旅行中に病気になった可能性があると述べていた。

 捜査官の一人は記者団に、カトランドさんはカニの研究をしていたが、自分の研究が成功しないだろうとの結論に達し「うつ病になった」とみられると説明。カトランドさんは両親から研究をやめてロンドンに戻るよう言われ「失望していた」と明らかにした。カトランドさんはアンジャジャビに当初45日間滞在する予定だったが、わずか10日で引き揚げていた。

 カトランドさんは、カトランドさんらを乗せたアンタナナリボ行きの小型機が離陸してから約5分たったところで小型機の扉を開けて飛び降りたとみられる。パイロットと別の乗客ルース・ジョンソン(Ruth Johnson)さんは自分たちがカトランドさんを止めようとしたと話しており、同捜査官は「彼女が飛び降りたのであって、誰も彼女を押していない」と述べた。

【翻訳編集】AFPBB News