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山田恵里(仮名・27歳)

 彼との出会いは、夜の駅でした。その日、会社の飲み会帰りだった私は、酔ってフラフラだったこともあり、電車で寝てしまったんです。それで、目が覚めた時には、すでに終着駅で帰りの電車はありませんでした。そして、駅の出口で困っていると、彼が話しかけてきました。彼は「タクシーで送るから、その前に1杯行かない?」と誘われ、そのまま居酒屋へ。すでに酔っ払っていた私は、ノリで彼について行き、居酒屋を出た後は、彼の家へ行ってしまいました。

 でもその時、途中の記憶がお酒のせいで、ほとんどないんですよね。居酒屋に入る前はよく覚えているのですが、気がつくと、彼の家にてマッパで寝ていました。でも彼は、優しかったですし、顔もタイプだったので、そのまま交際することにしたんです。その後、気になったことといえば、夜の営みの時、あまり声を出さないでほしいと要求してくることです。それは、彼の部屋の壁が薄いからだと思っていたのですが、どうやらそれだけが理由ではないようでした。いつも彼の家に遊びに行くと、アルコール度数の高いお酒を勧めてきて、私を酔わせようとしてくるんです。まるで意識を失わせようとしているかのように。

 でも、お酒に強くない私は、気持ち悪くなってしまうため、意識を失うほどのお酒を断っていました。するとある時、彼から、意識のない女性とするのが好きという、おかしな癖を明かされたんです。彼は、仕事のストレスで心療内科に通っているそうなのですが、突然、睡眠薬を渡されて、これを飲んでほしいと頼まれました。これには、さすがに恐怖心を覚えましたね。もちろん、処方された人以外が睡眠薬を飲むのはダメですし、自分の意識がない時に何かされるなんてゾッとするので、断りました。それ以来、ちょっと変な人だと思い、今は距離を置いています。写真・Jouko Karvonen