昨季ではバイエルン・ミュンヘンがブンデスリーガ7連覇を記録し幕を閉じることとなったが、それでもボルシア・ドルトムントでは新シーズンの木曜とし、首脳陣、そして選手の口からもブンデスリーガ優勝の言葉が見受けられている。そしてこのことを好意的にみている一人が、今夏にバイヤー・レヴァークーゼンから加入した、ユリアン・ブラントだ。

 「このことを問題視することなんてないね。レヴァークーゼンでは首脳陣たちは謙遜した目標を口にしていた。でも僕はむしろ時おり大口を叩いてしまうところがあってね」と、kickerとのインタビューについて明かすと、「ドルトムントが優勝への野心を公に向けて、この夏に宣言しているというのは僕にとっても言いやすさがでてくるというものだよ」と言葉を続けた。

 さらにブラントによれば、この夏にそのドルトムントへの移籍を後押ししたのが、ドイツ代表でも同僚の主将ロイスからの言葉であり「ロイスはこのドルトムント首脳陣へ、大きな信頼を寄せているということを言っていた。そしてここで大きなものを手にすることができる、そのチャンスがあるともね」と、ブラント。

 ただ今シーズンについては、決してバイエルン・ミュンヘンだけに意識を向けているということではなく、「興味深くみているよ。例えばライプツィヒはここ数年で素晴らしいシーズンを過ごしているし楽しみだ。ナーゲルスマン新監督の下でどうなるだろう?彼らはドイツ3番手に浮上しているし、遅かれ早かれリーグ優勝争いに顔を出してくることだろう」との考えを示している。