オルンガ3発の柏が9連勝で独走態勢に! 大前直接FK弾の大宮が連勝で2位京都に肉薄《J2》
三協フロンテア柏スタジアムで行われた柏レイソルvsレノファ山口FCは、ホームの柏が4-1で快勝した。
破竹の8連勝で首位を走る柏(勝ち点52)が、前節、水戸相手に5試合ぶりの白星を挙げた14位の山口(勝ち点30)を相手に9連勝を目指した一戦。試合は開始早々に動く。3分、相手陣内右サイドでクリスティアーノとのパス交換でボックス右に抜け出したオルンガが左足のシュートを流し込み、ホームの柏が早々に先手を奪う。その後は山口の反撃に遭うが、宮代らの決定機をGK中村を中心に食い止めてリードを保って試合を折り返す。
そして、助っ人爆発の柏は3試合連続で4ゴール以上を奪う圧巻の戦いぶりで9連勝を達成。同時刻に行われた京都サンガF.C.vs栃木SCが2-2のドローに終わったため、柏は2位京都との勝ち点差を「4」に広げた。
ニッパツ三ツ沢球技場で行われた横浜FCvs水戸ホーリーホックは、0-0のドローに終わった。
クラブ記録更新となる7連勝で4位に浮上した横浜FC(勝ち点44)と、3戦未勝利で5位に転落した水戸(勝ち点44)による、同勝ち点同士の上位対決。
立ち上がりからホームの横浜FCがボールを保持しながらイバのポストプレーや両ワイドの仕掛けを軸に攻勢を仕掛けていく。しかし、ボックス付近で高い集中力を見せる水戸の守備に苦戦。対する水戸は持ち味の切り替えを武器に要所でカウンターを繰り出す。この流れの中から前や志知に決定機が訪れるが、こちらも最後のところでうまくいかない。
ゴールレスで折り返した試合は後半に入っても一進一退の攻防が続くが、互いによりゴールに迫るシーンを作り出す。67分には右サイドをえぐった北爪のクロスをゴール前のイバが頭で合わすが、これはクロスバーを叩く。さらに、このこぼれ球を斉藤光が頭で合わすが、18歳のバースデーゴールとはならず。一方、水戸はボックス付近で小川に幾度かシュートチャンスが訪れるが、シュートを枠に飛ばすことができない。
その後、89分には斉藤光に代わって中村俊がピッチに送り出され、後半アディショナルタイムにはその中村俊のFKから決定機も味方のシュートはGK正面を突き試合はこのまま0-0でタイムアップ。拮抗した上位対決はゴールレスドローに終わり、横浜FCの連勝が7試合でストップした。
シティライトスタジアムで行われたファジアーノ岡山vs大宮アルディージャは、アウェイの大宮が1-0で勝利した。
前節、モンテディオ山形との上位対決を制し3位に浮上した大宮(勝ち点46)が連敗中の8位岡山(勝ち点40)のホームに乗り込んだ一戦。試合は立ち上がりから大宮のロビン・シモヴィッチ、岡山のイ・ヨンジェ、仲間と好調の攻撃陣が相手ゴールに迫るオープンな展開となるが、一森、加藤と両GKの好守もあってゴールレスで折り返す。
迎えた後半も同様の試合展開が続くが、途中出場の昨季J2得点王が試合を動かす。65分、直前に茨田との交代でピッチに入った大前がボックス手前好位置で得たFKの場面で得意の右足で狙うと、GK一森の逆を突く形でゴール右に決まり、アウェイの大宮が先制に成功した。そして、昨季エースの見事なプレースキックによるゴールを最後まで守り切った大宮が1-0で2連勝を飾った。
その他では試合最終盤に劇的な決着を見せる試合が頻発。いずれも3-2の打ち合いとなった中で愛媛FC、ツエーゲン金沢、FC琉球がいずれも試合最終盤の劇的ゴールで勝利を手にした。
◆明治安田生命J2リーグ第27節
8/10(土)
横浜FC 0-0 水戸ホーリーホック
ジェフユナイテッド千葉 2-3 愛媛FC
FC琉球 3-2 V・ファーレン長崎
徳島ヴォルティス 0-2 ヴァンフォーレ甲府
京都サンガF.C. 2-2 栃木SC
ファジアーノ岡山 0-1 大宮アルディージャ
FC町田ゼルビア 2-3 ツエーゲン金沢
柏レイソル 4-1 レノファ山口FC
8/11(日)
《18:00》
FC岐阜 vs アビスパ福岡
《19:00》
東京ヴェルディ vs 鹿児島ユナイテッドFC
モンテディオ山形 vs アルビレックス新潟
