映画のワンシーンのような昔懐かしい雰囲気とレトロかわいいかき氷で、ノスタルジックな夏休みを満喫してみては?昔ながらのかき氷が楽しめる都内のおいしいお店をご紹介します。

〈甘味処 いっぷく亭〉路面電車の風情と楽しむこれぞ王道の宇治金時。/庚申塚

下町情緒あふれる都電荒川線の駅にはためく“氷”の暖のれん簾。入り口がホームに面しているので駅ナカのように見えるが、店は駅の外側にある。創業29年。

「宇治金時」886円(税込)

自慢は小豆のうまみをぎゅっと閉じ込めた自家製あんこ。かき氷用に豆の食感を残して炊いた小豆を、一晩寝かせて使用。その小豆の味に負けない濃厚な抹茶蜜も、食べ応えのある仕上がりに。巣鴨を訪れる方々にも愛される憩いの味だ。

〈甘味処 いっぷく亭〉
おはぎと焼きそばも人気メニュー。電車を見ながらのんびり涼める甘味処。
■東京都豊島区西巣鴨2-32-10
■03-3949-4574
■10:00〜18:00 無休 
■26席/禁煙

(Hanako特別編集『Hanako sweets いつだってかき氷。』掲載/photo : Yasuhide Azuma text : Yoko Fujimori)

〈氷 石ばし〉映画の一幕のような店で昔ながらのかき氷。/三軒茶屋

三軒茶屋の夏の風物詩は、半世紀続く氷問屋のかき氷。繊細で口どけのよいかき氷を届ける。

「駄菓子屋さんであり甘味処」とおかみさんが言うとおり、味の幅広さも老若男女に愛される理由。

「安納芋かき氷」700円

ブルーハワイなど懐かしの定番あり、冬場に売っている安納芋の焼き芋からピューレに仕込む「安納芋」と いった大人の味あり。

「紀州南高梅かき氷」800円

丁寧で奇をてらわない。その味を求めて大人も子どもも通うのです。

〈氷 石ばし〉
昔懐かしい雰囲気で味わうかき氷にホッと心も休まりそう。
■東京都世田谷区三軒茶屋1-29-8
■03-3411-2130
■11:30〜18:00 荒天の日休(冬季は日休) 
■18席/禁煙

(Hanako特別編集『Hanako sweets いつだってかき氷。』掲載/photo : Shinichi Yokoyama text : Chiho Ohsawa)