ファーウェイが独自OS「Harmony OS」を正式発表!

Huawei Technologies(以下、ファーウェイ)は9日(現地時間)、中国・東莞にて2019年8月9日(金)から11日(日)まで開発者向けイベント「HUAWEI DEVELOPER CONFERENCE 2019(以下、HDC.2019)」を開催し、基調講演「All-scenario Intelligence: Embracing Historic Opportunities」で独自開発したプラットフォーム「Harmony OS(中国語名:鴻蒙/HongMeng)」を発表しています。

まずは8月10日に発表するスマートテレビに搭載し、今後は主にウェアラブルやスマートスピーカー、自動車などの組込機器を中心に導入していくとのこと。またHarmony OSはオープンソースとして無償で公開し、JAVAやKotlinなどさまざまなプログラミング言語で開発されたアプリが動作するといい、少なくとも現時点ではスマートフォン(スマホ)などにてAndroidに直ちに取って代わることはないようです。


ファーウェイは以前から独自OSを開発しているという話はありましたが、特に今年5月16日よりアメリカがHuawei Technologiesおよびその関連企業68社を輸出規制リスト(Entity List)に追加した「[[ファーウェイ問題]]」によってAndroidやGMSなどの利用に不安が出たことから「Androidの代替OS」として独自OSを提供する用意があるといったことが伝えられてきました。

同社ではHarmony OSが汎用性の高い基礎機能を有する「マイクロカーネル」だとしており、マイクロカーネルは全体の8%程度と小さく、数KBのメモリー(RAM)でも操作するため、IoT機器にも搭載しやすく、より安全だとのこと。またHarmony OSはまず今年にバージョン「1.0」、2020年に「2.0」、2021年に「3.0」をリリースし、統合開発環境(IDE)も提供する予定。

そのため、将来的にスマホなどにも発展する可能性もありますが、サムスン電子のTizen OS、LGエレクトロニクスのWebOSなども同様にウェアラブルなどを中心に模索しており、どちらもスマホにも利用されてはいるものの、Androidの代わりになるまでには至ってないこともあり、今回のファーウェイ問題のようなAndroidの利用に致命的な問題がなければすぐにAndroidに代わるようなことはなさそうです。

ただし、ファーウェイではAndroidが利用できないような事態になった場合には代替としてHarmony OSをスマホなどに搭載する準備はできているとしています。なお、中国語名の「鴻蒙」は「天地のまだ分かれていない混沌としたさま」を意味しますが、英語名では「協調」を意味する「Harmony」としてパートナーや開発者との協調をアピールする形となっており、OSSによるエコシステムを推進していきます。



記事執筆:memn0ck


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