夏の甲子園2019・4日目の結果

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◆ 仙台育英は20得点で圧勝

 6日(火)に開幕した「第101回全国高等学校野球選手権大会」は大会4日目。9日も1回戦の4試合が行われ、鳴門(徳島)・仙台育英(宮城)・習志野(千葉)・鶴岡東(山形)の4チームが初戦を突破した。

 第1試合は鳴門が2ケタ得点で快勝。2016年以来となる夏の勝利を挙げた。初回に二死満塁から藤中壮太の走者一掃の二塁打で一気に3点を挙げると、3回にも1点、5回にも原田力輝の適時打などで3点と効果的に得点を重ねる。終盤にもダメ押し点を挙げ、投げてはエースの西野知輝が花巻東打線の反撃を4点で抑える力投。154球の熱投でチームを勝利に導いた。

 第2試合は仙台育英が大勝。春夏通じて初出場の飯山に先制こそ許したものの、直後に3連続適時打で4点を挙げて試合をひっくり返すと、4回にも3点、5回には打者14人・9安打集中の猛攻で1イニング10得点と打線が爆発。その後も攻めの手を緩めず、24安打・20得点で圧勝した。

 第3試合はセンバツ準V・習志野が延長までもつれた接戦を制す。先制しながらも先発した山内翔太が4回につかまり、3失点で試合をひっくり返されると、直後に追いつきながら6回に満塁からスクイズで1点をもぎ取られ、3−4とリードを許したまま9回を迎える。しかし、諦めない習志野は一死から先発した山内が安打で出ると、相手の失策もあって一死一・三塁のチャンスを作り、1番・角田勇斗が三遊間突破の適時打。土壇場で試合を振り出しに戻すと、10回には4番・桜井亨佑の安打からチャンスを作り、6番の和田泰征が勝ち越しの適時二塁打。逆転勝利の連続で決勝戦まで登り詰めた春のセンバツ同様、それ以上の粘り強さを見せた習志野が接戦をモノにした。

 そして、第4試合は鶴岡東が逆転勝ち。先制は許したものの、5回に河野宏貴の適時打で反撃の狼煙を挙げると、二死満塁から丸山蓮が三塁ベース直撃の適時打を放ってその間に2得点。逆転に成功する。投げては先発の影山雄貴が6回2失点の力投。7回からは背番号1をつける池田康平がリリーフし、9回に高松商の反撃を受けたもののリードは守り抜いた。

◆ 第101回全国高等学校野球選手権大会・4日目結果

【第1試合】

▼ 花巻東(岩手) 4 − 10 鳴門(徳島)

鳴|301 030 021|10

花|000 020 011|4

<継投>

鳴:西野(9回)

花:中森(2回)、西舘(5.2回)、小野寺(0.1回)、野中(1回)

<本塁打>

なし

【第2試合】

▼ 飯山(長野) 1 − 20 仙台育英(宮城)

飯|001 000 000|1

仙|004 3101 20X|20

<継投>

飯:岡田(2.2回)、田原(1回)、常田(4.1回)

仙:笹倉(3回)、大栄(3回)、伊藤(2回)、鈴木(1回)

<本塁打>

なし

【第3試合】

▼ 習志野(千葉) 5 − 4 沖縄尚学(沖縄)

習|010 110 001 1|5

沖|000 301 000 0|4

<継投>

習:山内(5.0回)、飯塚(5回)

沖:仲村渠(3.2回)、永山(6.1回)

<本塁打>

なし

【第4試合】

▼ 高松商(香川) 4 − 6 鶴岡東(山形)

鶴|000 030 012|6

高|011 000 002|4

<継投>

鶴:影山(6回)、池田(3回)

高:香川(9回)

<本塁打>

鶴:竹花(9回・2ラン)

高:なし