EL三次予選FCファドゥーツ戦の初戦に臨んだアイントラハト・フランクフルトは、コスティッチの2得点などもあり敵地で5−0と大勝。アディ・ヒュッター監督は「今日の選手たちが見せてくれたプレーには、とても気に入っているよ。非常に集中した、圧倒的したパフォーマンスをみせてくれた。そしてプレーオフ進出に向けて、大きく前進することができたね」とコメント。「2つのカウンターを除き、ほとんど相手に隙を見せていなかった」とも言葉を続けた。

 「今日の試合では、我々は格の違いを見せつけ、ブンデスリーガとしての戦いぶりを示さなくてはならなかった。」そう口にした指揮官は、ドイツ杯初戦を挟むタフなスケジュールの最中にあって「今日はすでにローテーショをしていたし、これから数週間はこれを保っていくことになる。度が過ぎてはいけないが、しかしこれが長く続くことを願いつつ、どの選手も自分が必要とされているという感覚をもつことは重要だよ」との考えを示している。

 またジェルソン・フェルナンデスも、同調しており「今はうまく回復をはかっていくということ、そしてマンハイムとの戦いに向けて準備を進めることだ。うちにはBチームは存在しない、どの選手も必要だよ」と述べており、さらにマネージャーを務めるフレディ・ボビッチ氏は「選手たちは良いパフォーマンスをみせてくれた。このような試合をしっかりと受け止めていくことが重要だったよ。今は4万8000人の観客の前での2戦目が楽しみだね」と、ホームで行われるセカンドレグでの勝ち抜けを心待ちにした。

 この試合で鎌田大地と長谷部誠が、そろって先発出場。3バックの中心にあたるリベロでプレーした長谷部はフル出場、鎌田は5−0で迎えた後半73分に、背中の負傷から回復したアンテ・レビッチと交代している。