「寝る時に身にまとうだけで胸が大きくなる」とうたうブラジャーのネット広告に、自分の胸元写真を無断使用されたと女性たちが怒っている。

広告では「話題のナイトブラで...」という説明で「Aカップ」とされる女性の胸が「Dカップ」になった画像を掲載しているが、このビフォー&アフター写真は全く別の2人の女性がツイッターに投稿した写真が無断で使われた可能性が浮上しているのだ。

商品「使用前」として胸元写真を無断使用された女性はSNSに「てか、だれがビフォーやねん、どつくぞ」と投稿。「使用後」として使用された女子学生のあるぱかさん(ハンドルネーム)も「フェイクネット広告の闇を見た。前からこういう広告は嘘だと思っていたけれど、まさか自分が当事者になるとは......とても気分が悪い。勘弁してくれ」とツイート。

フェイクネット広告のとんでもない闇

とくダネの取材に応じたあるぱかさんによると、使用された写真は新しい服を買った時の喜びを投稿した時のもの。「勝手に使われて怖いし驚いた。自分が商品を使ったわけじゃないのに、責任を感じてしまう」と話す。

今SNS上の広告で増えている画像の無断転用だが、1年ほど前、とくダネの山夕貴アナも被害にあった。「激太りしていた山夕貴が...」「たった7日で10キロ近く痩せたので急きょ使用を中断するほど」と、あるダイエットサプリの宣伝で画像が無断使用されたのだ。もちろん、宣伝にあるような事実はない。

サプリを製造する会社に問い合わせたところ、「弊社の商品で間違いないようです。しかしながら、こちらは弊社が管理している広告物ではありませんでした」などという回答があったという。

これには、ネット広告で多く用いられるアフィリエイトの仕組みが関係している。メーカーは、商品の広告の運営をアフィリエイト会社に委託するが、その報酬は実際のサイトへのクリック数や購入者数によって増える「成功型」になっている。そのため、人の目につくような過激なものが増えてしまうのだ。

インスタのフォロワーが多い人は注意すべし?

若狭勝弁護士によると、ネット広告で著名人の写真を無断掲載した場合は著作権法違反、虚偽の真実を宣伝した場合は不正競争防止法違反に問われる可能性があるが、どこに責任があるかはケースバイケースになるという。

中江有里(女優・作家)「報酬制度に問題があるとは思いますが、広告サイトを作っている側の考え方ですよね。責任をどこも取らないことや、広告会社も配信事業者も管理できていないところも問題です。指摘されて初めて消すことで物事をおさめようというのは、いけないことです」

古坂大魔王(芸人・プロデューサー)「昔から、雑誌なんかでも『このペンダントを買えば幸せになります』とか、この手の広告はありました。(ネットの場合)数があまりに多くて...。インスタのフォロワーが多い人には直接『やりませんか?』って誘いが来ますからね。つまり、山アナの愛用しているものは信用してはいけないってことですね」

山アナ「そのまとめ、やめてください!」