アレン「間違いなく『歯』ですね。今まで受けたもののなかで、いちばんきつくて大変だったと思う。アレンはもともと、ちょっと出っ歯気味で親知らずが4本残っていたこともあって、歯並びがガタガタだったんです。こんなにたくさん美容整形をしてテレビにも出演させてもらってるのに、この歯並びはないよなーって。テレビに出ている自分を見て、一視聴者として思っちゃったんですよね」

――今は歯並びもきれいですし、一本一本が真っ白になってますね。

アレン「これね、一本一本の歯を小さく削って、そこを土台に人工の歯をかぶせてるんですよ。芸能人で歯がものすごくきれいな人はたいていやってます。

ただ、ふつうは歯の神経は残してやるんですけど、アレンの場合はもとの歯並びが悪かったせいで、16本もの歯の神経を抜かざるを得なかったんです。神経を抜くと、歯の寿命が短くなるとも言われたし、健康的な歯をわざわざ削るのかっていう迷いもありました。ものすごく費用もかかるし……。

でも、歯の色や形も含めてぜんぶきれいにしたいんだったら、ふつうの歯列矯正では無理だったということもあって、ものすごく迷ったけど、最終的には『やる!』と決めました」

――ちなみに、費用はどれぐらいかかったんですか。

アレン「施術だけで500万円ぐらいかかっていて、その後も継続的なメンテナンスが必要なので、今のところ、トータル600万円ぐらいかな」

――かなりの金額ですよね。ほかの美容整形もそうですが、そのための資金ってどうやってやりくりされてるんですか?

アレン「僕の生活や美容整形を支援してくれてるお金持ちがいるんですよ。でも、これまではせいぜい、高くても100万円ぐらいだったのに、さすがに500万円になると打ち明けるほうも勇気がいりました。

『決死の覚悟で言うけど、500万円用意できる?』って聞いたら、相手も『え、何に使うの?』ってびっくりしてた。歯をきれいに治したいのって説明したら、『歯って高いもんね』って納得してくれたけど」

◆パトロンってどんな人?

――納得しちゃうんだ!この費用をひとりで支援してくれたんですか?

アレン「そうですね。アレンの場合、人によって1回きりだったり、継続的におつきあいしたり……と違うんですけど、19歳の頃から支援してくれる人がずっといるんです。多いときは5人ぐらいいることもあります。

ただ、審美歯科の費用は複数の人に出してもらったわけではなくて、その人だけ。『アレンがそうしたいならいいんじゃない』ってポンと払ってくれた。すごくありがたかったですね」

――恋人……というわけではないんですよね?

アレン「どうなんだろう。今もふつうに仲はいいけど、以前ほどお互いに必要としあってるって感じでもないかな。なんかそういう時期ってあるんですよ。お互いしばらく離れてる時期もあれば、離れていたおかげでまた好きになっちゃうみたいなこともあるし。

相手の方が『アレンと一緒にいたい』って思ってくれてるうちは、その気持ちが続くよう、僕も最大限努力するけど、もし向こうの気持ちが冷めてきたら、しつこくしたくない。どんなにおいしいごちそうだって、ずっと食べてたら飽きちゃうって気持ち、アレンにも分かるから。だから、『またね』ってあっさり別れちゃう。複数の人から支援してもらってるのは、そういうときにすがらずすむための備えみたいな意味もあるのかも」

――太っ腹なパトロンさんのおかげで、憧れの歯並びを手に入れたわけですが、その感想は?

アレン「やっぱり、歯がきれいなのって、すごくいいですよね。メンテンナンスはけっこう大変。どうしても自分の歯と、かぶせた歯の間に段差ができるので、ふつうの人より食べ物がつまりやすいし、歯周病になりやすいんですよ。

だから、週に1回ペースで歯医者に通っているし、歯磨きも1回あたり約40分近くかけて丁寧にやってます。これが一生続くのかと思うと面倒だなって思うこともあるけど、鏡を見るたびに『やってよかった!』って思います」
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 整形はやって終わりではなく、その後のメンテナンスが重要。気軽に整形が出来る時代ではありますが、予算とリスクを考えて、それなりの覚悟を持ってから挑戦した方が良いみたいですね。

【アレン】
整形に1500万円以上をかけた「日本一謎の整形男子」として2014年にバラエティ番組にデビューし、一躍話題に。公式ブログ「日本一の整形男子の究極の美ブログ」

<取材・文/島影真奈美 撮影/林 紘輝>