第1回目から見ているが、見続けるのが苦痛なくらいの愚作である。今回はオーナーの黒須仮名子(石原さとみ)の所に怪しい黒服の借金取りが来て、従業員たちがドタバタする話。上級ウェイターの伊賀(福士蒼汰)らが心配して見張っていると、仮名子がオーナー室で首を吊ろうとして天井の金具が外れてスッテンコロリン。

かと思うと、元銀行役員だったソムリエの山縣(岸部一徳)は、色々な資格を取るために、人のバイクの後ろに乗せてもらってあちこちの教室にハシゴ授業。他にも年中ヨダレを垂らさんばかりに笑っているアシスタントウエイターの川合(志尊淳)や天才肌のシェフ、小澤(段田安則)、店長の堤(勝村政信)らがいる。

要するに何が駄作かといえば、経営がおぼつかないフレンチレストランを舞台(客として様々な人物を登場させられるから)にして、コメディを作ろうとしているのだが、笑いのセンスが皆無の脚本。食い物は万人の関心事だから、レストランを舞台にしたら見てもらえるだろう、との卑しい下心が丸見えなこと。

美人の石原がちょっと危ないタイプの女で、周りにイケメンや実力派の脇で固めれば見てもらえる、イッチョ上がり―。安易極まる制作態度の馬脚がモロバレなのである。はっきり言おう。TBSのダサいセンスでは、コメディはやめた方がいい。時間の無駄である。とっかえひっかえの仮名子のファッションも大したことない。(放送2019年7月30日22時〜)

(黄蘭)