徳島県阿波市の県道235号で、民家の敷地から樹木が大きくはみ出し、「いつ交通事故が起きてもおかしくない」(近所の住民)状態が続いている。徳島県は土地所有者に枝を切るよう要請しているが、男性は「県が悪い。自分は被害者だ」と応じようとしない。

岡安弥生リポーターが現場を訪れた。「森のようです。うっそうと生い茂っています」。木の枝が片側1車線の半分近く覆っている。車は反対車線にはみ出して走っていくが、ちょうどカーブにあたっているため、対向車と正面衝突しそうになることもしばしばだ。岡安「車はセンターラインを大きく越えて、逆走するように通過していきます。ここ本当に怖い」

近隣の住人も「(ヒヤッとしたことは)多々あります」「いつ事故が起こるか分からない状態。迷惑しています」と不安そうに語る。

夕方になるとこの木々をねぐらにしている鳥の群れが戻ってきて、「うるさくて網戸にしていると寝られない。フン害もある」と困り顔の人もいた。

土地所有者は「私は完全な被害者。行政の責任」

土地所有者は70代の男性で、岡安に「『道路にせり出している』とあんたは勝手に言うとるけどな、100%行政に責任がある問題。私自身には100%責任がない。完全な被害者だ」と語気を強めて持論を展開した。

男性によると、1970年代に土地の境界線を確認する国土調査が行われたが、行政との間で話がまとまらず、境界線が決まらなかった。5年前、行政側は「県道にはみ出した枝を切りたい」と申し出たが、男性は「境界線があいまいなのでどこを基準に切ればいいのか不明だ」と拒否したのだという。

これに対して徳島県東部県土整備局の増田博次長は、「1日も早くこの状態を解消しなければいけないとやってはいますが、本人の同意が得られる見込みが厳しく、応急措置として現場にコーンやカーブミラーを設置している。

高木美保(タレント)「なぜ5年間も放置していたんでしょうね」

玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「このようなご近所トラブルでは、『孤独な高齢者』ということが共通しています。一緒に暮らしている人がいれば、『そんな意固地にならないで』と言ってくれるんでしょうけどね」