この日の放送で34回目を迎える「すべらない話」。吉本お家騒動のキーマンとも言われるダウンタウン松本人志の番組だ。

トップバッターは千原ジュニア。甥っ子が大ファンだという「逃走中」の話にからめ、こんな話を......。「過去の『逃走中』をVTRで見てたら、『行け〜』言うてる司令官が高知東生で、清原(和博)が逃げてて。別のVTRではピエール瀧さんが逃げて、こっちは入江(慎也)が隠れてる。えらいもんで、全員、捕まってしまいました」と。「逃走中」に出ていた人がみんな逮捕されていたというオチ。「入江は捕まってへんで」と誰かが慌てて訂正していたが......。

不謹慎かもしれないが、こんなふうになんでも貪欲に笑いに変えるのが芸人というものだ。ワイドショーなどで神妙な顔つきをしてコメントされても、面白くもなんともない。千原ジュニアも「ビビッド」でコメンテーターをしているが、こっちのほうが断然いい。

特筆すべきは初参戦の講談師・神田松之丞。池袋の「伝説の鰻屋」の話を披露。味は絶品だが、変人の大将と常連客たちに受けた仕打ちを、声色を変えて、見事に演じ分けていた。これぞまさしく芸。

今回、特によかったのは、スタジオに豪華な観覧席を設けて、そこに招いた観覧ゲストを紹介するなど、「すべらない話」以前の部分があまりにも長く、イライラしていたが、それがなかったこと。途中で感想を訊くなどの無駄な時間がないおかげでスッキリした。(放送2019年7月27日21時〜)

(白蘭)