ジョコビッチ、ナダル、フェデラーが長く活躍できる大きな3つの理由
ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、ラファエル・ナダル(スペイン)、ロジャー・フェデラー(スイス)による男子テニス界のBIG3。彼らが10年以上トップレベルで活躍できる理由は変化すること、トップの座を死守したい気持ち、そしてテニス以外のプライベートの過ごし方だという。Tennis World USAによるとナダルはそう語っている。
彼らのグランドスラム優勝回数はフェデラーが20回、ナダルが18回、ジョコビッチが16回と、男子テニス史上でもトップ3となっている。さらには2017年の「全豪オープン」以降、グランドスラム11大会連続で優勝を彼ら3人が独占している。
そしてジョコビッチが32歳、ナダルが33歳、フェデラーが37歳と通常ならキャリアの後半に差し掛かっていると思われる年齢ながら、現在の世界ランキングでも彼らがトップ3に位置している。
そのことについてナダルは「フェデラーもジョコビッチも私も皆トップの座を死守したいと言う気持ちがありましたからね」「そのためには進化し続けなければならない」と独占の理由を語っている。
ナダルは以前よりも攻撃的なテニスを展開するようになったことを認めている。
「ごく当然の変化です。私の足は、2005年に初めて全仏オープンで優勝した時とはもう違います。動きにしても同様です。勝ち抜いていくためには当然必要な変化です」
また結果を出すためにはプライベートも大切なようだ。
ナダルはテニスが自分の人生の全てではないとした上で、「私を幸せにしてくれるものは様々です。例えば友達と過ごす時間です。全仏オープン後、ウィンブルドンまでの間は少し休暇を取りました」「私は大のサッカーファンで、RCDマヨルカが第1リーグに返り咲いてくれたのがすごく嬉しいんです。でもレアル・マドリードの大ファンであることには変わりません。今度は両チームを応援しないと」と話す。
フェデラーも登山や、子どもとの時間を楽しんだり、ジョコビッチも妻との旅行を度々自身のInstagramにアップするなど、シーズン中でもテニス以外の時間をとても大切にしている様子がうかがえる。
テニスという仕事に一辺倒ではなく、それ以外についても大切にして度々リフレッシュすることも、長くトップレベルで君臨するために重要なようだ。
(テニスデイリー編集部)
※写真は左からジョコビッチ、ナダル、フェデラー
(Getty Images)