週末ではウリ・ヘーネス会長が早期の会長職退任を決断したのでは、との報道がなされたが、その一方で共にバイエルン・ミュンヘンを牽引してきたカール=ハインツ・ルメニゲ代表取締役は、2021年まで残されている自身の契約を、改めて全うしていく姿勢を強調した。

 ドイツの大衆紙ビルト日曜版でのインタビューの中で、同氏は「仕事は非常に興味深く、またとても責任のあるもので、とても楽しんで取り組んでいる」とコメント。ただしウリ・ヘーネス会長の退任に関しては特に発言を行なってはいない。

 なおヘーネス会長はこの噂が浮上した後、kickerに対して自らの口で発表するまで発言を行わないとの考えを示していた。また後任候補としてはすでに、脱税により会長職を退任していた際にも代役を務めた、ヘルベルト・ハイナー氏の名前があがっている。

 さらにルメニゲ代表は今夏の移籍について、特にドイツ代表リロイ・サネなど獲得へと動いているところだが、ただこちらについても特に明言が避けており、「まだ移籍市場で動きにはでる。それは確かだよ」と述べるにとどまった。

 しかしながらニコ・コヴァチ監督はドイツの国営放送ZDFに対し、「バイエルンでは大物獲得を目指している。リロイを獲得したいと思っているよ。彼は素晴らしい選手であり、それはプレミアやドイツ代表でも示しているものだ。クラブや首脳陣はとても精力的に動いているし、決して容易なことではないが、私はきっと獲得できるとみているところだ」と語っている。