ここまであまり多くの動きをみせていなかった、ブンデス2部のアルミニア・ビーレフェルトだが、土曜日に1.FCウニオン・ベルリンから、マルセル・ハルテルを獲得したことを発表した。マネージャーを務めるアラビ氏は「2度目の挑戦で移籍を決断してもらって嬉しい。そのクオリティにより、うちの攻撃をさらに豊かなものにしてくれるだろう」と喜びのコメント。

 ケルンで育成され、両足を巧み操る23才の攻撃的選手は、ウニオンではブンデス2部54試合に出場して4得点をマーク。ノイハウス監督は「フレキシブルに起用可能だし、ゴールへの推進力をもっている」と評価、「これまでにもアシストマンとしてのプレーもみせてきた」と言葉を続けた。

 ビーレフェルトでは背番号30をつける、元ユース代表は「移籍の決断は容易ではなかったが、ベストの答えだと確信している。もっとプレーしたいし、ここにはそのチャンスがあると思う」と意気込みを見せている。


 なおウニオンは土曜にヴォルフスブルクとのテストマッチを実施。観客300人、そのうちウニオンのファン100人、ヴォルフスブルクのファン50人ほどがつめかけた中、気温27度の下で行われた腕試しでは、開始2分にアンデションが早々に先制。しかし78分にヴォルフスブルクのビクトールの見事なゴールで同点に追いつかれ、1−1の痛み分けに終わっている。

 「序盤に関してはよかったとおもう。ただあまりうまくいかず、荒れた試合展開となる時間帯は、どうしても出てきてしまうものさ」と、ウニオンのウアス・フィッシャー監督はコメント。「ただそれも我々が必要としている状況でもあるのだがね」

 またこの試合ではネヴェン・スボティッチが、膝の負傷を乗り越えてウニオンの一員として初の実践。30分間にわたってプレーしており、その後に予定通りにパレンセンと交代している。さらにパスポートの問題で入国ができずにいたスレイマニ・アブドゥラヒもシーズンデビュー。こちらは60分間にわたってプレーした。ただいずれの選手にしても、まだ万全の状態にするにはまだ時間が必要。