男子生徒へのスカート着用許可 複数の保護者団体が教育省に抗議/台湾
(台北 26日 中央社)北部・新北市の高校が男子生徒のスカート着用を許可したことに対し、全国の保護者でつくる複数の団体が26日、台北の教育部(教育省)前で抗議活動を行った。団体は声明で、学校側の決定を「子供を誤った方向に導く」ものだと非難し、失望を表明した。教育部は、服装規則の変更は民主的手続きによって行われたものだとし、学校側の決定を尊重する考えを示した。
男子生徒のスカート着用を許可したのは市立板橋高級中学(高校)。先月末の校務会議で服装規則について男女の区別を取り払うことを決め、来月末に始まる新学期から男女ともにズボンまたはスカートで登校できるようになった。男子生徒にスカート着用を認めるのは台湾の高校で初めて。学校側は決定について、男女平等の精神に基づいたものだとし、男子生徒のスカート着用を奨励するものではないと説明している。
団体の代表は、子供が変わったことをしてみたり、目立ちたがったりするのは保護者の関心を引きたいからだと指摘。教師は「尊重」の名目の下に責任逃れをすべきではないとし、男女の区別がなくなってしまえば保護者がいくら泣いても手遅れだと主張した。
(陳至中/編集:名切千絵)
男子生徒のスカート着用を許可したのは市立板橋高級中学(高校)。先月末の校務会議で服装規則について男女の区別を取り払うことを決め、来月末に始まる新学期から男女ともにズボンまたはスカートで登校できるようになった。男子生徒にスカート着用を認めるのは台湾の高校で初めて。学校側は決定について、男女平等の精神に基づいたものだとし、男子生徒のスカート着用を奨励するものではないと説明している。
団体の代表は、子供が変わったことをしてみたり、目立ちたがったりするのは保護者の関心を引きたいからだと指摘。教師は「尊重」の名目の下に責任逃れをすべきではないとし、男女の区別がなくなってしまえば保護者がいくら泣いても手遅れだと主張した。
(陳至中/編集:名切千絵)