「一蘭 名古屋錦店」(名古屋市中区)に直撃取材!

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福岡発のラーメンチェーン店「一蘭」。本場のとんこつラーメンが食べられると人気だが、「一蘭」に行ったら何を注文するだろうか。「当然、ラーメンでしょ」そう思ったあなたに教えたい。

【写真を見る】まさに理想のゆでたまご。一蘭の人気トッピングメニューがすごかった!

初めて食べたときの衝撃を私は忘れられないでいる。あんなに理想的なゆでたまご、ほかにないのではないか。そう、今回紹介したいのは、トッピングメニューの「半熟塩ゆでたまご」。実はそのおいしさが、SNS上など局地的にはすでに話題になっているのだ!

■ 「半熟塩ゆでたまご」について、徹底調査してきた

ということで「半熟塩ゆでたまご」の魅力をお伝えするべく、やって来たのは「一蘭 名古屋錦店」(名古屋市中区)。店長の柴田さんにあれこれ聞いていくぞ!

「ラーメン、替玉についで注文するお客さんが多いぐらい、『半熟塩ゆでたまご』は人気ですね。だいたい5人に1人は注文するかもしれません」と柴田さん。一蘭ファンにとって、そのおいしさはすでに周知の事実であるのだろうか。自分だけが知っていると思い込み、調子に乗っていたことがとても恥ずかしい。

そうこうしているうちに「半熟塩ゆでたまご」がやってきた。はやく食べてしまいたいが、ラーメンがくるのをじっと待つ。すると柴田さんが一言。「ゆでたまごはラーメンの前に食べるのもおすすめですよ」

!??トッピングなのに?

店長さん曰く、たまごの白身は味覚をリセットする効果があるらしい。ラーメンの前に食べれば、ラーメンへの受け入れ態勢を整えることができるというわけだ。

■ それでは「いただきま〜す」

早速、一口。まず感じるのは、白身の圧倒的ぷるぷる感。箸ごしにも伝わってくるものはある。半分に割ってみると、黄身がお目見え。半熟加減は、まさに絶妙。とろとろすぎず、固すぎず、なめらかで…そう、絶妙なのだ。肝心の味はというと、塩気がよく効いているが黄身の味もしっかりしていて、たまご特有のコクもある。うん、ウマイ。

どんどん食べ進めてしまうが、一旦ストップ。そのまま食べるのもいいが、やはりラーメンに入れてみようと思う。

う〜、これもウマイ!とんこつスープがよく染みて、先ほどよりは塩気を感じない。この食べ方も捨てがたいな。今後は、半分はラーメンの前にそのまま、もう半分はラーメンに浸して食べることにしよう。

このゆでたまごのために何度も通いたくなるほどだが、残念ながら私の家の近くには「一蘭」がない。ならば、この味を家でも再現できないか…そう思ったので、勇気を振り絞って聞いてみた。

「あの〜、この半熟塩ゆでたまごのレシピ、教えていただくことって…?」

「すみません、それは企業秘密なので」

で、ですよね〜〜!

■ ネットに頼って再現レシピ作り!

諦めきれないので、ネット上の情報を頼りに再現に挑む。

まずは、絶妙な半熟加減を追及するべく、プレーンのゆでたまごを作っていく。沸騰させたお湯の中に、卵を静かに入れてから9分待つ。ゆで時間はいろいろ試したが、これがベストと判明!ただ殻が割れやすいので気をつけよう。

次は、卵を漬けておくための塩水を用意する。あの塩味は、この過程で決まってくるから慎重に。大さじ3、4の塩を400mlの水に溶かしそれぞれ深めの容器に入れて冷蔵庫で冷やしておく。たまごがゆで上がったら、熱いまま冷えた塩水の中に。粗熱が取れたら、冷蔵庫で冷やす。その時間は、12時間と15時間の2段階を試してみる。

まず塩を大さじ3加え12時間冷やしたものは、ほんのり塩味が感じられる程度だった。次に塩を大さじ4加え15時間冷やしたもの。こちらは、先ほどのものより塩味が濃く、あの味にわずかだが近づけたようだ。

今回の実験では、塩の量と漬ける時間が味を左右するポイントだと発見。気になる人は、このレシピを好みに合わせてアレンジし、再現に挑戦してみてほしい。ただ、やっぱり「半熟塩ゆでたまご」は一度試すべし!食べたくなってきたという人は、近くの「一蘭」に急げ!

■一蘭 名古屋錦店 / 住所:愛知県名古屋市中区錦3-22-7 ARK栄ビル2F / 電話:052-971-9494 / 時間:10:00〜翌6:00 / 休み:なし(東海ウォーカー・栗本柚希)