映画『ヒンディー・ミディアム』インドのお受験事情を笑いあり涙ありで

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映画『ヒンディー・ミディアム』が、2019年9月6日(金)より全国で公開される。

インドの受験事情がテーマ

超学歴社会と言われるインド。そんな国の“お受験"が『ヒンディー・ミディアム』のテーマ。主人公は下町で洋品店を営むラージと妻のミータ。ラージは、家族想いだがどこか抜けたところがあるキャラ、ミータは学歴コンプレックスゆえ思い込みが激しい。学歴は無いが、可愛い娘ピアの将来のために進学校に入れることを決心。そんな夫婦の姿を笑いあり感動ありで描く。

英語が何より重要

学歴社会のインドでは英語が超重要。映画のタイトルともなるヒンディー・ミディアムとは、ヒンディー語で授業を行う公立学校のこと。そして、英語で授業を行う私立の名門校のことをイングリッシュ・ミディアム(English Medium)という。ラージとミータは娘をイングリッシュ・ミディアムに入学させようと奮闘する。

受験には住居も重要

面接では居住地ももちろん評価される。その情報を得たラージとミータは高級住宅街にお引越しを決意する。

受験には親の教育水準も重要

引っ越したものの、英語で話せないと全く相手にされないという厳しい現実に直面。ラージとピアのふたりは“お受験"のためお受験クラスにも入学。面接のノウハウや試験のコツを学ぶ。

神頼みまで駆使しながら娘のために全力を尽くすものの、結果は全滅…。

受験には低所得者層のための優先枠も?

進学校にも低所得者層のための優先枠があるという。そんな“禁断の手口"があることを教わり、夫婦は藁をもつかむ思いでスラム街にお引っ越し。

ラージは慣れない工場仕事に失敗ばかりで、ミータはスラムの暮らしに大混乱。だが、ふたりは次第に周囲の人たちと打ち解け始めていく。そんな二人が“お受験"の行方と、夫婦がドタバタのすえに出す答えとは…?

イルファーン・カーン主演

主演はイルファーン・カーン。アーミル・カーン、シャー・ルク・カーン、サルマン・カーンについで第4のカーンと言われる。国際的にも知名度が高く『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』では主人公のパイの成人役、『ジュラシック・ワールド』ではパークの所有者を演じてヘリを操縦した。

なお、『ヒンディー・ミディアム』の続編となる「Angrezi Medium」(=授業を行う学校"の意味)が2020年春インド公開に向けて進行しているという。イルファーンが引き続き主演を務めるが、どうやら別の家庭のお話しとなる模様。

『ヒンディー・ミディアム』あらすじ&作品詳細

受験のために高級住宅地に引っ越し&面接の猛勉強…なのに全滅?そんなとき、低所得者層のための優先枠があると…

デリーの下町で洋品店を営んでいるラージ・バトラは、妻のミータと娘のピアの3人暮らしている。可愛い娘の将来のため、ラージとミータは進学校に入れることを決意。面接では親の教育水準や居住地までも評価されることを知る。学歴は高くないラージとミータ。2人は娘のために高級住宅地にお引っ越し。本格的に面接に臨むものの、結果は全滅してしまう。落胆する2人だが、進学校が低所得者層のために入学に優先枠を設けているという情報を得る。追いつめられたラージたちはスラム街に引っ越して優先枠での入学を狙う作戦にでるが…

映画『ヒンディー・ミディアム』
原題:Hindi Medium
監督:サケート・チョードリー
脚本:ジーナト・ラカーニー、サケート・チョードリー
出演:イルファーン・カーン、サバー・カマル
上映時間:132分
配給:フィルムランド、カラーバード


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