骨太なポリティカル・ヒューマン・サスペンス!
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 『ゴーン・ガール』のロザムンド・パイク&『ラッシュ/プライドと友情』のダニエル・ブリュールがハイジャック犯にふんした映画『エンテベ空港の7日間』の日本公開日が、10月4日に決定した。併せて公開された予告編は緊迫感に満ちており、政治とサスペンス、登場人物の思惑が複雑に絡み合うヒューマンドラマを融合させた本作の骨太な魅力がうかがえる。

 1976年に起きたエールフランス航空機ハイジャック事件と、イスラエル国防軍による奇跡の救出劇「エンテベ空港奇襲作戦(=サンダーボルト作戦)」を再検証し、人質救出までの7日間、極限の状況下で何が起きていたのかをひもとく本作。元イスラエル国防軍のメンバーが技術的な軍事顧問として協力したほか、生き残った人質たちへも取材を行い、可能な限り正確に描こうと努めたという。

 メガホンを取ったのは、『エリート・スクワッド』でベルリン国際映画祭金熊賞を手にしたブラジル人監督ジョゼ・パヂーリャ。予告編では、衝撃的な事件の幕開けから、ウガンダのエンテベ空港で囚われの身となった人質たちの恐怖、イスラエル政府首脳陣の対立、そして50人以上の親パレスチナ過激派の解放と金を要求するハイジャック犯が理念と感情のはざまで揺れ動くさままで映し出される。(編集部・市川遥)

映画『エンテベ空港の7日間』は10月4日よりTOHOシネマズシャンテほかにて全国順次公開