C・ロナウドはトップに躍り出ることができるか photo/Getty Images

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サッカー世界各国代表の歴史において、最高のストライカーは誰だろうか。自身の母国選手のみで編成される代表チームでは普段プレイするクラブチームと違い、限られた時間の中で最高の結果を出さなければならない。そんな中、多くのプレッシャーと国民の期待を一身に背負い、ゴールを決め続けた男たちがいる。

英『90min』はそんな戦士たちを特集し、「代表チーム歴代最多得点ランキング」を紹介。トップ10には日本が誇るあのストライカーも名を連ねている。

10位 スニル・チェトリ(71得点/110試合/インド)

8位 バシャール・アブドゥッラー(75得点/134試合/クウェート)

8位 シャーンドル・コチシュ(75得点/68試合/ハンガリー)

7位 ペレ(77得点/92試合/ブラジル)

6位 フセイン・サイード(78得点/137試合/イラク)



まずは10位から6位。やはり目を引くのは“サッカーの神様”として知られるペレか。しかし、サッカー王国ブラジルで「史上最高のレジェンド」と呼ばれる彼でも7位止まり。非常にハイレベルなランキングであることがうかがえる。

5位 ゴッドフリー・チタル(79得点/108試合/ザンビア)

4位 釜本 邦茂(80得点/84試合/日本)

3位 フェレンツ・プスカシュ(84得点/85試合/ハンガリー)

2位 クリスティアーノ・ロナウド(88得点/157試合/ポルトガル)

1位 アリ・ダエイ(109得点/149試合/イラン)



4位には日本が誇る天才ストライカーがランクイン。日本の公式記録において彼は76試合の出場で75ゴールとなっているが、同メディア算出では84試合で80ゴール。どちらにしてもトップ10入りを果たす数字で、いかに驚異的なストライカーであったかがわかる。日本人は今回のランキングで39位に三浦知良(55得点)も名を連ねているが、圧倒的なまでの差をつけている。

3位は「プスカシュ賞」の由来でもあるフェレンツ・プスカシュ。1950年代前半に4年間無敗という偉業を成し遂げ、当時欧州最強とも称されたハンガリー代表の中心選手として活躍した。その左足から放たれる強烈なシュートから“キャノン砲”と相手から恐れられた名手だ。1956年のハンガリー動乱後スペインに亡命し、同国代表でも4試合に出場しているが無得点に終わっている。

2位はご存知クリスティアーノ・ロナウドだ。先月行われたUEFAネイションズリーグ準決勝ではハットトリックを記録し、最終的に同大会で優勝を果たしたポルトガル代表でいまだにその存在感を発揮している。このまま得点を量産できればトップに追いつき、追い越すことも可能だろう。

そして、代表チーム歴代最多得点者の座に君臨するのはかつてイラン代表で活躍したアリ・ダエイ。そのゴール数を唯一100得点の大台に乗せており、現時点で圧倒的な存在と言えるだろう。192cmと恵まれたサイズから繰り出されるヘディングシュートは強烈で、当時「ペルシアン・タワー」の異名をとった。

なお、現代のサッカー界をC・ロナウドと共に牽引するアルゼンチン代表のリオネル・メッシは68得点で20位。「代表で活躍できない」と批判を受けることもあるが、しっかりと上位にランクインしている。

注目すべきは、トップを射程圏に捉えるC・ロナウドがここからどこまで得点数を伸ばせるかだろう。ダエイの記録に並ぶにはあと21ゴール。近い将来、我々は歴史が変わる瞬間を目の当たりにするかもしれない。

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