日本代表、1年後の東京五輪で「オーバーエイジ」に推したい5名
いよいよ1年後に迫った東京オリンピック。
サッカー日本代表がメダルを獲得するためにはOA枠の選手が鍵となってくることは間違いない。先日のコパ・アメリカでも、そのために複数の選手がテストされていた。
ということで、今回は現段階で東京オリンピックで見たい5人の海外組オーバーエイジ候補を挙げてみた。
川島 永嗣
正GKではなくても、少なくとも第2GKとして招集すべき選手が川島である。
日本代表として数々の国際大会を戦ってきた経験はOA枠を割くだけの価値があるのではないだろうか。単に戦力としてだけでなく、若いチームをまとめられる精神的リーダーは必要である。
また、短期決戦においては不測の事態に対処できるプロフェッショナルも不可欠だ。実際、コパ・アメリカでは大会途中から起用されたにも関わらず、好パフォーマンスを見せており、その実力は改めて証明された。
吉田 麻也
プレミアリーグで長年に渡ってプレーしている吉田。海外のトップレベルを知る男をセンターラインに置くことができるのは大きなメリットである。
今年のアジアカップでは東京五輪世代の主力、冨安とコンビを組んだこともあるため、連携面でも問題はなく、すぐにフィットできるはずだ。
また、北京、そしてロンドンと2回オリンピックに出場しており、特に若手ながらOAとして挑んだロンドン大会ではベスト4に輝いた経験を持っている。
岡崎 慎司
アジアカップ時の負傷の件などで大迫を五輪招集することは今のところ厳しい。ということで新たにOA候補に挙がり、コパ・アメリカに参加したのが岡崎である。
昨季はクラブではほとんど試合に出場できなかったが、彼も吉田と同じく"プレミア戦士"であり、若手にはないタフさと経験を持つ選手だ。五輪大会ではスーパーサブとしての起用を考えるのも悪くないだろう。
そして来季どこのクラブでプレーするかも重要であり、注目したいところだ。
酒井 宏樹
CL決勝進出を果たしたトッテナムへのステップアップを噂されている酒井宏樹。
リーグアンではアフリカにルーツを持つ身体能力の高いウィンガー相手に適応を見せている。日本人ながら欧州でフィジカル面が高く評価されている選手だ。五輪大会においても、相手チームの若く野心的なウィンガーに個で崩されないようにすることは、守備でのポイントの一つになるだろう。
そういった面で一対一を安心して任せられるのは、酒井をおいて他にはいないということだ。
中島 翔哉
日本代表の2列目の競争は激しいが、中島の序列は最も高いのではないだろうか。
積極的に仕掛ける姿勢は脅威であり、個での打開力が高い。先日のコパ・アメリカではテクニックだけに関して言えば、南米の選手にも引けを取らなかった。さらに来季からは欧州復帰し、ポルトでプレーすることが決まった。
CLの出場権もあり、選手としてさらに成長できる可能性がある。来年、母国開催の五輪で日本代表のエースを背負うに相応しい選手になることは間違いない。