いずれも今夏の補強の目玉である(左から)グリエーズマン、アザール、J・フェリックス。チームをタイトルに導けるか。(C)Getty Images

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 ラ・リーガの3強、レアル・マドリー、バルセロナ、アトレティコ・マドリーはこの夏、それぞれ大金を投じてビッグネームや注目のホープを獲得した。

 マドリーはエデン・アザール、バルサはアントワーヌ・グリエーズマン、アトレティコはジョアン・フェリックスだ。それぞれ1億ユーロ(約125億円)以上を費やしただけに、期待は大きい。

 もちろん、補強はそれだけに留まらない。マドリーはルカ・ヨビッチやエデル・ミリトン、フェルラン・メンディ、バルサはフレンキー・デヨングを獲得。アトレティコも、フェリペ、マルコス・ジェレンテ、エクトル・エラーラに続いて、7月18日にはキーラン・トリッピアーやマリオ・エルモソの加入を発表した。

 新シーズンに向けて強化を進める3強の戦力を、ファンはどう評価しているのだろうか。18日に『Marca』紙が、セクション別に「最も優れているチームは?」というアンケートを実施した。

「最も優れた守護神」では、アトレティコのヤン・オブラクが51%と過半数の支持を得た。バルサのマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンが39%で続き、マドリーのティボー・クルトワはわずか10%だった。

 ディフェンスは、ミリトンやメンディの加入で層が厚くなったマドリーが、41%ともっとも支持された。時点は33%のバルセロナで、堅守が代名詞のアトレティコは、ディエゴ・ゴディン(インテルへ)やリュカ・エルナンデズ(バイエルンヘ)の退団もあり、26%となっている。

 中盤は、デヨングが加わったバルサが51%と高評価。マドリーが32%で続き、ロドリ(マンチェスター・シティへ)が抜けたアトレティコは17%に留まっている。
 
 大差がついたのは、攻撃陣だ。リオネル・メッシやルイス・スアレス、ウスマンヌ・デンベレ、フィリッペ・コウチーニョに加え、グリエーズマンも加入したバルサが、71%と圧倒。マドリーは19%、アトレティコは10%となっている。

 では、総合的に最も評価されているチームはどこなのか。53%と過半数を上回る支持を得たのは、リーガ2連覇中の王者バルセロナだった。次点はマドリーの28%、アトレティコは19%という結果になった。

 ただ、移籍マーケットはまだまだ続く。マドリーが狙いを定めるマンチェスター・ユナイテッドのポール・ポグバや、バルサ復帰を望んでいるパリ・サンジェルマンのネイマールなど、去就が注目されている大物も少なくない。

 新シーズンもタイトルを争うのは間違いない3クラブは、開幕までにどのような動きを見せるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部