秘書に筆者らの入場阻止を指示する菅原一秀議員

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 選挙戦終盤を迎えた17日夕刻、都内練馬区の区民ホールで参院選東京選挙区の武見敬三候補(自民党)の個人演説会が開かれ、菅官房長官や地元選出の代議士菅原一秀衆議院議員らが応援弁士として登壇した。その会場入場口では、演説会を仕切る菅原議員が取材に訪れたジャーナリスト2名を不当に排除していたことが判った。

 さらに「招待状がないと入場できない」菅原事務所主催の演説会に、統一教会(家庭連合)の関係者が参加していたことも明らかとなった。

◆二度目の公開質問状

 菅原一秀衆議院議員に関しては、これまで統一教会(家庭連合)との関わりやTwitter社及び警察への虚偽通報など様々な疑惑を報じてきた。(参照:"統一教会イベントで2世信者を激励した議員に「信者運動員使用」疑惑浮上。本人を直撃<政界宗教汚染〜安倍政権と問題教団の歪な共存関係・第9回>"、"公職選挙法違反疑惑を指摘のジャーナリストを国会議員事務所が警察に虚偽通報か")

 参院選公示前の6月27日、一連の疑惑を問うためジャーナリストの藤倉善郎氏と筆者は連名で菅原議員に対し公開質問状を出した(参照:"ジャーナリストを警察に虚偽通報した自民・菅原一秀衆議に公開質問状"|やや日刊カルト新聞)。しかし回答期限の7月4日、何の回答も記載されていない「回答書」なるものが菅原事務所から送付されてきた(参照:"自民・菅原一秀衆議、質問状に答えず法的措置ほのめかす"|やや日刊カルト新聞)。そこで再度、今月17日付けで質問状を自民党本部、国会記者クラブ、そして菅原議員の国会事務所と練馬事務所へFAX送信した。

◆武見敬三候補の個人演説会を告知

 17日朝、菅原議員はTwitterを更新。同日19時から練馬文化センターで武見候補の個人演説会が行われることを告知した。

「来る!菅官房長官 弁士 すがわら一秀衆議院議員」との案内画像が貼られ「入場口でお名前、ご住所、お電話、紹介者をご記入いただきます」とツイート。

 紹介者がいないと入場できない選挙演説会とは異例だ。筆者らの来場を警戒しているのだろうか。そこで同日日中、武見候補の選対事務所に電話し確認を取ったところ、同事務所のスタッフ“サイトウ”氏は「紹介者がいなくても入れます。もし紹介者を訊かれたら私の名前を出してください」と快く我々の入場を承諾した。

◆菅原議員が演説会入場を拒絶

 しかしである。18時50分ごろ、筆者と藤倉氏が練馬文化センターへ行き演説会場である小ホール〔つつじ〕へ向かうと、ロビーで我々の姿を認めた菅原議員の国会事務所の女性秘書が「招待券はお持ちですか?ご招待券の無い方は今日お入りいただけない」と声を掛けてきた。

「武見事務所から紹介を受けています」そう答え、入場口に向かう。

 入場口には来場者を出迎える演説会主催者・菅原議員の姿。我々に素っ気なく「ここは入れませんから」そう告げ、両開きのガラスドアの片方を閉めた上で施設の警備員を呼ぶようスタッフに指示を出す。

「お入りにならないで!」「お写真撮るのやめてください。撮影はダメなので」

 菅原議員の指示を受け、鋭く声を飛ばす女性秘書。しかし、菅原議員の別の男性秘書も我々を撮影している。尚のことこちらも撮影をやめる理由はない。

「呼んだ?」秘書に確認する代議士。当日付の公開質問状を菅原議員に直接手渡そうとしたが受け取りを拒否、ついには入場口のガラスドアを両方閉め中に籠ってしまった。

鈴木「招待を受けているので武見事務所の方を呼んでください」

 菅原事務所の秘書に告げたが、全く取り合う気配がない。

「いらっしゃいませ、中で受付しております!」

 我々を入場口外側に留め置き、来場者が来るたびガラスドアを開け中に招き入れる菅原議員とその秘書たち。