【警告】川崎=なし チェルシー=なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】中村憲剛(川崎)

写真拡大 (全4枚)

[ワールドチャレンジ2019]川崎1-0チェルシー/7月19日/日産スタジアム

【チーム採点・寸評】
川崎 6.5
リーグ戦の好調ぶりを活かしてチェルシーから勝利を掴む。粘り強く戦い、試合終盤の猛攻につなげたのは見事。

【採点・寸評】
GK
1 チョン・ソンリョン 6(65分OUT)
チームがリズムに乗れないなかでも冷静にプレー。無失点のまま新井にバトンを渡した。

DF
6 守田英正 6(90+2分OUT)
右SBで先発。クロスの対応などを的確にこなし、後半はボランチと左SBも務めた。

4 ジェジエウ 6.5
力強いディフェンスでバチュアイをストップ。カバーリングの速さも光った。

5 谷口彰悟 6
前半はバチュアイのゴリゴリとした突破にやや苦戦。それでも後半は空中戦の競り合いでジルーに勝ち、美しいフィードも見せた。

2 登里享平 6
前半は自陣サイドを突破されるシーンはあったが、最後の一線は超えさせず。攻撃時にはクロスの狙いどころが面白かった。

MF
25 田中 碧 6.5(65分OUT)
売り出し中のボランチはダイナミックなプレーでアピール。相手に激しく寄せて、ボールを奪えば味方にしっかりつないだ。自信を掴む一戦になったようだ。

22 下田北斗 5.5(HT OUT)
32分に危険な位置でパスミスをしたのはマイナス材料。対して的確にくさびを入れる場面もあった。

【川崎 1−0 チェルシー PHOTO】川崎がチェルシーを破る番狂わせ!L・ダミアンが値千金のヘッド弾!

 
41 家長昭博 6(HT OUT)
44分には相手の股下を抜く技ありシュートでチェルシーゴールを強襲。テクニックとボールキープ術を駆使した。

19 齋藤 学 6(HT OUT)
得意のドリブルでボールを持ち運ぶなど動きは悪くなかった。それでも相手ゴール近くであと一押しが足りなかった。

8 阿部浩之 5.5(HT OUT)
運動量豊富に動き回り、ボールに絡んだ。もっとも大きなチャンスを作り出すことはできなかった。

FW
11 小林 悠 5.5(HT OUT)
ボールがなかなか回ってこず。前線からのプレスに走ったが、相手の巧みなパスワークにいなされた。

交代出場
DF
17 馬渡和彰 6.5(HT IN)
試合終盤には中村とのコンビネーションで右サイドを突破してチャンスを演出。決勝弾へつながる流れを作った。

FW
9 レアンドロ・ダミアン 7(HT IN)
後半頭から登場すると、クロスに頭から突っ込むなどゴールを狙う。そして85分には中村のクロスをヘッドで押し込んで決勝ゴールをマーク! 勝利の立役者になった。

FW
20 知念 慶 6(HT IN)
後半立ち上がりにはL・ダミアンに好クロスを送る。この日はチャンスメーカーとして振る舞った。

MF
28 脇坂泰斗 6(HT IN)
右サイドからクロスを送ろうと試みるも奏功せず。それでもポジショニングを柔軟に変えるなど工夫は見られた。

MF
16 長谷川竜也 6(HT IN)
緩急をつけたドリブルで左サイドを駆け上がるもクロスはザッパコスタに阻まれた。ただ、終盤の猛攻にはひと役買った。

MF
34 山村和也 6(65分IN)
ボランチとしてプレー。85分には長谷川のパスを受けてあと一歩となるシュートを放った。

GK
21 新井章太 6.5(65分IN)
69分にはケネディのシュートをストップすると、73分にはジルーのFKをセーブ! 交代出場ながら見せ場を作った。

MF
MAN OF THE MATCH
14 中村憲剛 7(83分IN)
まさに千両役者だ。大きな拍手を受けてピッチに立つと、直後から柔らかいパスで数々の決定機を創出。そして85分にはL・ダミアンの決勝弾をアシストした。短い出場時間ながら試合の趨勢を決めた。

DF
26 マギーニョ ―(90+2分IN)
クローザーとして登場。1-0のまま試合を締め、任務を全うした。

監督
鬼木 達 6.5
勝負どころでの中村投入が大当たり! チームを上手く導いて、勢いの付く勝利を手にした。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
【チーム採点・寸評】
チェルシー 5.5
テスト色の強い一戦だっただけに評価は難しいが、チャンスをキッチリ決め切りたかった。前半のD・ルイス、ジョルジーニョ、コバチッチを軸とした構成力は素晴らしかった。

【採点・寸評】
GK
13 ウィリー・カバジェロ 6.5
試合前のケパのアクシデントを受けて緊急出場。1失点したとはいえ、44分の家長、85分の山村らの鋭いシュートをセーブした。

DF
3 マルコス・アロンソ 6(HT OUT)
オーバーラップした際には低くて速いクロスを供給。しかし味方に合わせることはできなかった。

28 セサル・アスピリクエタ 6(HT OUT)
一列前のペドロらとのパス交換で右サイドからの崩しを担った。守備も粘り強かった。

30 ダビド・ルイス 6.5
正確なフィードに加え、1対1の強さを如何なく発揮。川崎攻撃陣の前に立ちはだかった。

15 クルト・ズマ 6(HT OUT)
屈強なフィジカルを活かして川崎の攻撃を跳ね返した。ボールを前に運ぼうとする意識も感じられた。

MF
15 ジョルジーニョ 6.5(56分OUT)
中盤のコンダクターとして左右、中央にパスを散らした。前半は攻撃のリズムを作った。

17 マテオ・コバチッチ 6
ジョルジーニョとのパス交換から局面を前に進めようと奮闘。積極的にボールを引き出し、味方へつないだ。
MF
19 メイソン・マウント 6(65分OUT)
フリーランを繰り返して攻撃を活性化。ドリブルで果敢に仕掛けたが、結果は残せなかった。

FW
23 ミチ・バチュアイ 6(HT OUT)
重戦車のような動きでゴールに迫った。16分のシュートなど身体は切れていたが、ハーフタイムで交代に。

11 ペドロ・ロドリゲス 5.5(HT OUT)
28分のシュートはバーの上。右サイドからの攻撃を引っ張ったが、プレーの精度はやや欠いた。

16 ケネディ 5.5(71分OUT)
69分にはバークリーのスルーパスに抜け出すもシュートはGKに阻まれた。ヒーローになり損ねただけに悔しい結果。

交代出場
DF
3 エメルソン 5.5(HT IN)
左SBとしてバランスよくプレー。しかし、試合終盤には自らのサイドからピンチを迎えた。

DF
21 ダビデ・ザッパコスタ 6(HTIN)
スピードでは長谷川に遅れを取ったが、足を延ばしてクロスをカット。L・ダミアンにヘッドを放たれたシーンでも最後まで身体を寄せた。

FW
18 オリビエ・ジルー 5.5(HT IN)
73分には惜しいFKで会場を沸かせた。だが、最後まで1点が奪えず。失点シーンでもクリアが中途半端になった。

DF
4 アンドレアス・クリステンセン 5.5(HT IN)
空中戦の強さを活かしてクロスをクリア。1点を失うまではよく守っていたが……。

MF
8 ロス・バークリー 5.5(HT IN)
トップ下としてスルーパスを狙う。69分にはケネディに決定機をプレゼントするも、ゴールにはつながらなかった。

MF
6 ダニー・ドリンクウォーター 5(56分IN)
中盤に変化を加えたかったが、目立った働きはできず。存在感を放つには至らなかった。

MF
14 ティエムエ・バカヨコ 5(57分IN)
セカンドボールを拾って巧みにキープ。が、後半途中に足を痛めたのか、その後は精彩を欠いた。

MF
24 クリスティアン・プリシッチ 5.5(65分IN)
新加入のアタッカーは交代直後に左サイドからの突破を図る。持ち味を出そうと試みた。

MF
45 ケイシー・パルマー 6(71分IN)
独特のリズムを刻むドリブルで異彩を放った。もう少し長い時間、見てみたかった。

監督
フランク・ランパード 5.5
指揮3試合目で、選手たちの特長を把握している段階なのか、ハーフタイムでは5人を交代。監督としての真価はこれからか。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)