ユベントスFWイグアイン(写真はチェルシー所属時のもの)【写真:Getty Images】

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イグアインの代理人はボーナス付帯を画策、三角トレードの可能性も浮上

 今季からイタリアの強豪ローマを率いるパウロ・フォンセカ監督は、放出対象になっているユベントスのアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインにラブコールを送っている。

 イタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」が報じている。

 イグアインは昨季、ユベントスがポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドをレアル・マドリードから獲得したことで存在が宙に浮き、ACミランへ期限付き移籍となった。しかし、冬の移籍市場を前にミランは買い取りオプションを行使しないと発表し、半年間でチェルシーへと再度の期限付き移籍。しかし、チェルシーもまた買い取りオプションを行使しなかった。

 現状、ユベントスに保有権が戻っているものの、イグアインは基本的に戦力と見なされていない。そうしたなか、ローマのフォンセカ監督はメッセージアプリ「WhatsApp」でイグアインにコンタクトを取り、獲得を望んでいることを伝えたという。

 現在、イグアインの代理人がユベントスと交渉中で、ローマはレンタル料プラス買い取り義務の期限付き移籍を提案。また、年俸は半減する可能性が高いが、イグアインの代理人は保有権を持つユベントスに対してなんらかのボーナスを引き出すことを目論んでいるという。

 ユベントスはインテルのアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディの獲得に乗り出し、インテルはマンチェスター・ユナイテッドのベルギー代表FWロメロ・ルカクと並行してローマのボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコの獲得に興味を持っていると報じられている。そのため、「コリエレ・デロ・スポルト」紙はイグアインのローマ行きを含めて「すべてが上手く整う」として、三角トレード成立の可能性があるとした。

 ユベントスのエースからわずか1年で完全に不遇のキャリアとなったイグアインだが、自身を求めるローマで再出発することになるのだろうか。(Football ZONE web編集部)