中村倫也の本領発揮!?
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 ドラマ「凪のお暇」(TBS系)が本日19日よる10時よりスタートする。主演を務める黒木華を中心に、高橋一生と中村倫也ら個性派キャストたちがどのような化学反応を生み出すのか? 見どころを紹介する。

 原作は、コミックス累計発行部数250万部を突破しているコナリミサトの同名人気マンガ。場の空気を読みすぎて無理をした結果、過呼吸で倒れてしまった28歳のOL・大島凪(黒木)は、会社を辞めて、彼氏の我聞慎二(高橋)もろとも知り合いとの連絡を絶つ。そして、東京郊外のボロアパートで人生のリセットを図ろうと決意することに。

 原作コミックは2017年に第1巻が発売されると、口コミなどでも広がりを見せ、女性のみならず男性人気も獲得。これまでもドラマ化されてヒットを飛ばした「中学聖日記」「東京タラレバ娘」などが大賞に選ばれ話題となった「ananマンガ大賞」(第8回)に選出された。誰しもが経験してきたような、人間関係の悩みに真正面からぶつかっていく主人公に共感の嵐を巻き起こした。

 凪の彼氏である慎二を演じる高橋は、2017年の「カルテット」以来、2年ぶりのTBS連続ドラマ出演となる。凪と同じ会社で働く営業部員の慎二は、その場の空気を瞬時に感じ取り、臆することなく人の懐に入りこむことができるという役どころ。会社では完璧で、得意先の年長者からも好かれており営業成績は常にトップを誇る。

 一方、凪に対しては驚くほど不器用で、感情に言動が伴わず、凪を心配するもかえって嫌われてしまう。変わろうとする凪と、それを拒む慎二。すれ違い続ける男女の行方が気になるところ。高橋は「全体を通して恋愛の描写も多くあるのですが、それだけに重きを置いているわけではなく、人と人との関わりが根底にある物語だと思います」とアピールしている。

 そして、凪が新たな生活先に選んだアパートの隣人である安良城ゴンを中村が演じる。イベントオーガナイザーのゴンは、出会ったすべての女子を好きにさせてしまうという、究極の人たらし。毎晩、クラブ仲間と部屋で飲み騒ぐなど危険な匂いもあり、最初は凪も警戒するが、彼の甘い笑顔と優しく温かい雰囲気に心を徐々に許していく。ドラマ「初めて恋をした日に読む話」では、ヒロインに恋する男気たっぷりな元ヤン教師を演じて話題となった中村の真骨頂が見られそう。

 正反対のタイプの慎二とゴン。2人との出会いによって、凪の人生はいかに変化するのか? そして三角関係に発展するのか……? 期待が膨らむ。

 脇を固めるキャストも演技派な面々が顔を揃える。慎二の行きつけで、唯一本音で話せる場所であるスナック「バブル」の“ママ”役に武田真治。店員の杏(中田クルミ)とともに、凪に対して残念なことしかできない慎二に明け透けにダメ出しをする。

 また、市川実日子、片平なぎさ、吉田羊、三田佳子のほか、NHK連続テレビ小説「なつぞら」にも出演する水谷果穂、映画『寝ても覚めても』の好演で話題を呼んだ唐田えりかといった若手キャストも出演する。(編集部・大内啓輔)

ドラマ「凪のお暇」は7月19日スタート(毎週金曜よる10時〜、初回は15分拡大)